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理工学研究科

2013年度国立台湾大学交流プログラム実施報告

2014年01月08日
明治大学 理工学部事務室

シンポジウムの集合写真シンポジウムの集合写真

シンポジウムにて明治大学の紹介シンポジウムにて明治大学の紹介

英語でポスターを説明。英語でポスターを説明。

真剣に議論します。真剣に議論します。

鍋を囲めばみんな友達!鍋を囲めばみんな友達!

2013年度国立台湾大学交流プログラム実施報告

 英語は「自らの研究を世界にアピールする」ためのツール
 グローバル化が進む現代では,理工学の分野でも英語による論文・学会発表の必要性が増しています。本プログラムは,台湾の最高学府である国立台湾大学の教員・大学院生らとの学術交流を通じ,お互い母国語ではない「英語」を共通言語としてサイエンスを語り合うことの楽しさ・難しさを体験すること,そして同じアジアの中で学ぶ共通の仲間作りを目的に掲げ,2013年度の大学院学内GP<他大学院生との研究交流プログラムとして採択されたものです。
 
本プログラムは
125日から8日にかけて,理工学研究科電気工学専攻の小野弓絵准教授,嶋田総太郎准教授の引率のもと,同専攻と農学研究科農学専攻(川口真以子専任講師)の大学院生12名が,台北市にある国立台湾大学を訪問する形で実施されました。参加学生の中には,台湾大で毎年行われている脳神経科学サマーコースへ参加した経験のある者もおり,元クラスメートが空港に出迎えに来てくれるなど,親日的な雰囲気の中で楽しい滞在がスタートしました。

明大・台大の大学院生による白熱のポスターセッション
 プログラムは2日間にかけて行われ,初日は参加研究室の学生らの引率にて台湾大学史料館の見学とラボツアーを,二日目は明治大学と台湾大学の参加教員・学生合わせて44名によるシンポジウムとポスターセッションを行いました。使用言語は全て英語です。

学生によるポスターセッションは相互大学の学生に投票するコンペティション形式としたところ,事前に定めた
2時間の討議時間では終わらず,午後のプログラムの開始時間を延長するほどの盛況でした。学生たちのバックグラウンドは電気工学から心理学,認知科学,獣医学,神経科学,生体工学と幅広く,専門分野が異なる参加者にもわかりやすい説明が求められました。

教員が参加したシンポジウムでは研究紹介のほか明治大学の紹介も交えて行い,受験者数が日本でトップであること,
Global30で国際連携に力を注いでいることなど,本学について知っていただく良い機会となりました。シンポジウムの場において,第2回の合同シンポジウムを明治大学生田キャンパスで開催することも決まり,更なる学術交流のきっかけ作りにもなりました。

もっと楽しむために英語を勉強したい
 短い滞在でしたが学生たちはすっかり打ち解け,初日の夜市観光に始まり,ローカルフードの朝食ツアーや猫空での夜景ディナー,さらには最終日の台北101の観光に至るまで,プログラムの空き時間に日台の学生同士でいろいろな場所に飛び出して台北を満喫していました。また同時に「英語で言いたいことが言えないもどかしさ」を身をもって体験することで,英語をもっと勉強したいというモチベーションの向上にも大いにつながったようです。最後になりましたが,国立台湾大学・神経生物認知科学センターのWen-Sung Lai准教授をはじめ,温かなもてなしをいただいた国立台湾大学の教員・学生の皆様に感謝の意を示し,プログラムの実施報告とさせていただきます。
明治大学大学院