理工学研究科

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研究科長あいさつ

高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成

理工学研究科長 工学博士 三 木 一 郎

理工学研究科長               工学博士                      三 木 一 郎

明治大学大学院理工学研究科には,理工学部8学科を基礎とした電気工学,機械工学,建築学,応用化学,基礎理工学の5専攻があり,その他に学部に基礎を置かない新領域創造専攻も開設されました。これは,理工学と社会・人文科学との融合を目指して設置された専攻であり,これまでの理工学研究科に新たな研究分野を加えました。理工学研究科では,フロンティア精神に満ちた若手研究者の育成と高度な技術と知識を駆使できる高いデザイン能力をもつ高度専門技術者の育成を目指しています。

さて,我が国は多くの技術者や研究者の努力により,世界に誇る技術立国としてその名を世界に響かせてきました。そして今後も我が国としてはこの道をさらに発展させていかなければなりません。一時,理工離れという言葉が世にあふれ,事実理工学関係の道に進む若者の比率が減少し続けていました。しかし,幸いなことに理工学の重要性が再認識され,この傾向に歯止めがかかりました。理工学関係の道に進む学生は,基礎的な科目を修めた後に専門的な科目を習得することになりますが,現在のように科学技術が著しく発展した世界においては学ぶ必要のある科目が非常に多くなっています。理工学研究科では,特修科目を学ぶことで学部で得た知識や技術を整理し,さらに発展させると同時に専門的な研究を通して,より一層の問題発見・解決能力を身につけるような教育が実施されています。また,実験などを行う際,豊富な経験を必要とする場合があり,教員と大学院生が常にコミュニケーションをとりながら研究活動を行っています。このようなことから大学院修了後も人間的なつながりが継続される場合が多いのも特徴です。研究で取扱う内容の中には地域社会や企業等と連携して,あるいは委託されて行う場合も多く,実際に社会で問題となっている事例に直面し,解決策を見出していくなどの実際的な研究過程を経験することもあります。

理工学研究科は多くの教員から構成されており,幅広い分野にわたって,活発に研究が行われています。このような状況の下で,大学院生は研究成果を発表するために内外の学会や国際会議に出かけることも頻繁になっています。こうした大学院生の研究活動をサポートするために大学は学会登録費や旅費などの一部補助を行っています。また,大学院生の経済的サポートのために各種奨学金制度があります。さらに,博士前期課程の大学院生はTA(Teaching Assistant)に採用される制度,博士後期課程の大学院生に対しては助手制度があり,経済的に安心して研究に専念できる環境を提供しています。その他RA(Research Assistant)に採用される機会もあります。

このように大学院生に対するサポート体制は大変充実しており,積極的に研究を行おうと考える大学院生にとっては充実した研究生活を送ることができます。意欲ある多くの皆さんが理工学研究科に入学してくることを期待しています。

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