JABEEでは次のように定義しています。
「人類のために、公衆の健康と安全、社会や環境に対する影響を予見しながら、社会に対する倫理上の役割、自立、責任の自覚のもと、数学と自然科学の知識を適切に応用し、資源と自然力を経済的に活用し、ハードウェアやソフトウェアを含むデバイス、プロセス、システム、方法などの人工物を、必要に応じて技術や技法の開発や研究を行い、考案、デザイン、実現するとともに、実現したものを安全に制御、運用、維持する専門的職業に携わるもの」としており、これには、研究者も含むものとされております。したがって、手先が器用であるだけの者は技術者とはいいません。
大学では、科学的知識とそれを適切に扱う能力を総合的に学ぶことになりますから、農学科を卒業して、職業に携わる人は、皆、技術者としての資格があるといえます。