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在学生の声・卒業生の声(2010年時点)

在学生の声
臨床心理学専攻3年
 
 心理社会学科とは名前のとおり、心理学と社会学の両方を学べる学科です。心理学ではフロイトやユングなど歴代の心理学者の功績からカウンセリング療法など、社会学では環境問題や市民活動、地域のコミュニティの役割やいじめ・自殺などの社会問題まで、幅広く学ぶことができます。
臨床心理学専攻では、実際の現場で使われている集団療法を体験できたり、アンケートや映像を作って心理のデータを集める作業を行ったりできます。知能テストや性格診断テストを自分で受けることもあり、自分を客観的に見られる貴重な機会となりました。
 明治大学の心理社会学科の特徴は『臨床』(心理療法・カウンセリングマインドに関する学習・実践)を大事にしている、という点です。他大学ではネズミを用いた実験を行うこともあるようですが、明治大学にはそういった授業はなく、基本的にはカウンセリングに必要な学習が中心となります。もちろん特別な現場でなく、日常生活や社会で見られる心理を学ぶことも可能なので、幅広く勉強できるとも言えるでしょう。
 進路としては一般企業に就職する人が多いですが、臨床心理学専攻は大学院に進んで臨床心理士(カウンセラー)の資格をとる人もいます。
 ちなみに、少人数なので友達はすぐにできます。心理学を選ぶだけあって、人好きで優しい人が多いですよ。
 
在学生の声
現代社会学専攻4年
 
 心理学と社会学の両方が学べるなんて面白そう!そんな単純な思いでこの学科に踏み入れた私ですが、想像していた以上に刺激的で有意義な日々を過ごしています。1、2年次では心理学と社会学の基礎を総合的に学びますが、例えば社会学の現代社会論の授業では映像資料によって初めて目にする社会問題に触れ、社会の裏側を垣間見ることができました。
 さらに、1年次からゼミの授業があり、少人数で文献を読んだ後に自由に意見交換をし、また各自で興味を持ったテーマを調査し発表するなど人間力を磨く環境もあります。心理学と社会学のどちらも臨床性を重視し、私たちと生の社会との関わりを広い視野から探究していくことのできる魅力的な専攻です。
 3年次になると専門分野を深く掘り下げます。私は、幅広い人間と社会の相互関係が対象の社会学に興味を持ち、現代社会学専攻の環境社会学ゼミに進みました。ゼミでは、たとえば、環境問題がマスコミやNPOによってどのように社会問題として表面化していくのかという「社会構築主義」について理解を深め、応用力を鍛えています。実習を通し肌で生の現場を体験する機会もあり、私のゼミでは有機栽培の製茶体験を通して自然との共生を探究しています。
 4年生になった今、1~3年次で身につけた複眼的な視野、生の現場で得た新鮮な知識が、「鳥の目」として世界を見渡す(=俯瞰する)力となり、新たな世界へと導いてくれました。みなさんも、鳥の目を手に入れ世界をより広く眺めてみませんか。
 
卒業生の声
2007年3月卒業 臨床心理学コース卒業生
職種 児童心理司(地方公務員心理職)
 
 明治大学文学部心理社会学科を卒業後、現在は児童相談所で児童心理司として働いています。
 児童相談所は、0歳から18歳までの児童についての様々な問題(障害、非行、虐待など)に対応しています。
 心理司の仕事は、そのような問題がどうして起こっているのか、どのように対応したらいいかを、面接や行動観察、心理検査などを通して心理学的に理解し、改善のお手伝いをすることと考えています。
 様々な年齢や問題に対応していくには、大学で受動的に学習していた内容では対応しきれず、もっと勉強しておけば良かったとか、もっと勉強しなければなどと思う毎日です。
 しかし、現在の仕事を選択するきっかけは、大学時代にあったと感じています。大学では、1年次から少人数(10人程度)になり、意見交換するゼミという授業があります。
 3、4年次のゼミを通して小学校に行き、児童と関わる体験をしたことで、それまであまり子どもと関わったことがなかった私が、子どもの元気な笑顔のために働きたいと思うきっかけになりました。
 また、今の仕事では様々な職種の方々で集まり、担当のケースについて意見交換する機会も多くあります。大学の授業でのグループで話し合う機会やゼミは、仕事での意見交換につながるものではないかとも、感じています。
 何より、一生の友人ができるのも大学です。仕事では打ちのめされることもありますが、大学時代の友人に会い懐かしさを感じるとともに、それぞれの場で頑張っている姿に励まされることも多いです。
 受験生の皆さん、充実した大学生活を送るためにも頑張ってください!
 
卒業生の声
2007年3月卒業 臨床社会学コース卒業生
職種 国家公務員(検察庁)
 
 私は検察庁の職員として勤務しており、現在は刑事部に配属されています。
 検察庁では法律的な知識は当然のことながら社会の諸事情に対しても常に問題意識を持つことも要求されてきます。
 実際に最近、送致されてきた覚せい剤事件は、被疑者は独身の中年男性であり生活保護受給者の方でした
 その事件の背後には、生活保護受給者の生活状況の把握の困難さであったり、中高年の就職率が低いことなどが挙げられます。
 本件においては被疑者の刑事処分のみならず、事件管轄の市役所などに事件概要を説明し、今後の同様の事件の再発防止に努めました。
 このように刑事事件を根本から解決するためには、単純に被疑者個人の事情のみではなく、個人を取り巻く生活状況、社会状況をとらえるための知識も必要となります。
 臨床社会学コースには現代社会における諸問題を広く対象とし、さらに実際に感得することのできる環境があります。
 そこで学び経験してきたことは、現在、職務の行う上で大きな糧になっていると日々強く実感しています。
 
文学部