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在学生の声・卒業生の声

在学生の声
西洋史学専攻 3年
 
 私にとって西洋史学専攻に入学しようと思ったきっかけは、高校生の世界史の授業でヨーロッパの歴史に大変興味を持った点にあります。
 以来、私は世界史の教科書を食い入るように見ては彼らの歩んできた歴史に思いを馳せていましたが、しかしいざ大学に入学してみるとそう言った今までの教科書での学習はありません。
 これは大学のどの学部にも言えることだと思いますが、自分の手で史料や文献を探し、そしてそれらを読み解いていかなければ ならないのです。
 そこで明治大学の西洋史学専攻では、私は1・2年時の授業で英語やドイツ語で書かれたテキストを読むことで、外国の史料や文献を読むために必要な基礎を身につけ、さらに史料の価値や真偽性を判断するための史料批判のプロセスを学びました。
 こうした史料や文献を読むための読解力やプロセスは、西洋史学を専攻する上で重要なカギとなるものですし、卒業論文を書くにあたってもやはり必要となってくるものです。
 1年時から現在に至るまで、私はチェコの歴史を勉強していまして、とりわけ18世紀後半から19世紀にかけてのボヘミア地方におけるナショナリズムの高揚について研究していますが、英語やドイツ語、チェコ語などで書かれたボヘミア地方に関する史料や文献を日本語に訳したものはまだまだ少ないです。
 それ故に、そうした1・2年で培ってきた様々な外国語の読解力がここでフルに生かされてくるのだと実感しています。
 
卒業生の声
 ひょんなことから「卒業生の声」を書かせて頂くことになりました、2007年に西洋史学専攻を卒業した者です。私は現在、児童書の出版社で原稿書きや文章の校正などの仕事をしています。
今回「卒業生の声」を書くにあたり学生時代を振り返ってみると、提出日の前日に一夜漬けでレポートを仕上げたり、あろうことか少人数制の授業で居眠りをしたりと、そんな日々が懐かしく思い出されます。
…もうお察しかとは思いますが、私はあまり(むしろ全く)模範的な学生ではありませんでした。
そんな私が卒業生のひとりとして「声」を発するのもおこがましいのですが、大学時代に学んだことで、現在の仕事にも役立っているかなと思うことをひとつ紹介させて頂きます。
それは、「どうすれば自分の書きたいことをわかりやすく、説得力を持って相手に伝えられるか」を学べたことです。
 このことは、特に卒業論文に取り組む際に強く感じました。論旨の組み立てに無理があったり、論拠となる文献の信用性が低かったりすると、説得力のない論文になってしまいます。
 また、せっかくいい史料を集めても、まとめ方が下手では相手に内容を伝えることができません(そしてそんな論文を出そうものなら、教授からきびしい「愛の鞭」が飛んできます)。
 この経験から、仕事で原稿を書くときには、材料となる情報が信用に足りるかかきっちり調べ、どんな順番で情報を組みこめばわかりやすい原稿ができるかを常に意識するようにしています(言うは易し、行うは難しの日々ですが…)。
 皆さんが、明治大学で楽しい学生生活を過ごし、たくさんの知識や経験を得られますよう、心よりお祈りしています。