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会田

明治大学黒耀石研究センター客員研究員

略歴

1947年長野県木曾の生まれ。1969年明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業,長野県岡谷市の市立岡谷蚕糸博物館に奉職,以後,埋蔵文化財保護,製糸業遺産の保護行政に携わる。主に縄文時代の植物質食料の利用に関する実験的研究や,縄文時代確立期押型文土器の研究,信濃国の官衙研究を進める。主な著書に「縄文の大地から」『信州の大紀行シリーズ諏訪大紀行』,「考古学における体験学習の未来—ドングリを主とした縄文食調理の方法と実践」(『新尖石縄文考古館5周年記念論文集』)がある。前長野県考古学会会長,2010年4月~2013年3月明治大学黒耀石研究センター客員教授、現在は客員研究員。

研究業績

2020年 那須浩郎・佐々木由香・会田進「麻神遺跡第3次調査の竪穴住居址から出土した炭化植物と土器種実圧痕」『麻神遺跡-第3次発掘調査報告書-』pp.46-54 松本市教育委員会
2018年 会田進「長野県を中心とする中部山岳地の種実を多量に混入する土器」 『第13回山梨県埋蔵文化財センターシンポジウム 縄文時代の植物資源の利用・管理・栽培を考える』 pp.37‐39 山梨県埋蔵文化財センター刊 
会田進「ドングリをおいしく食べる-市民学習活動の記録」『第3回下野谷遺跡国指定記念シンポジウム えっ!マメとエゴマでヘルシーライフ!? 記録集』 pp.75‐90 西東京市教育委員会刊 
2017年 会田進・酒井幸則・佐々木由香・山田武文・那須浩郎・中沢道彦「アズキ亜属種子が多量に混入する縄文土器と種実が多量に混入する意味」『資源環境と人類』7 pp.23-50 明治大学黒耀石研究センター刊 
2015年 那須浩郎 会田進 山田武文 輿石甫 佐々木由香 中沢道彦 「炭化種実資料から見た長野県諏訪地域における縄文時代中期のマメの利用」『資源環境と人類』第5号 pp.37-52 明治大学黒輝石研究センター刊 
那須浩郎・会田 進・山田武文・輿石 甫・佐々木由香・中沢道彦 「土器種実圧痕の焼成実験報告」『資源環境と人類』 5 pp.103-115 明治大学黒輝石研究センター刊 
会田進・山田武文・佐々木由香・輿石 甫・那須浩郎・中沢道彦 「岡谷市内縄文時代遺跡の炭化種実及び土器種実圧痕調査の報告(本編)」『長野県考古学会誌』150号 pp.10-45 長野県考古学会刊 
会田進・山田武文・佐々木由香・輿石 甫・那須浩郎・中沢道彦 「岡谷市内縄文時代遺跡の炭化種実及び土器種実圧痕調査の報告(資料編)」『長野県考古学会誌』151号 pp.13-142 長野県考古学会刊 
2012年 会田進・中沢道彦・那須浩郎・佐々木由香・山田武文・輿石甫「長野県岡谷市目切遺跡出土の炭化種実とレプリカ法による土器種実圧痕の研究」『資源環境と人類』2 pp.49-64 明治大学黒耀石研究センター刊 
2010年 会田進「八ヶ岳を中心とする中部山岳地の縄文時代中期文化の繁栄を探る—縄文時代植物食料の研究—」『ミュージアム・アイズ』Vol.54, pp.8-9 明治大学博物館 
2009年 河原喜重子・会田進「岡谷市域の縄文時代遺跡における近年の産地推定分析成果について」『信州黒耀石フォーラム2009 -黒曜石の研究はどこまですすんだか
2009年度長野県考古学会秋季大会発表要旨  
2008年 会田進「榎垣外遺跡の性格とその歴史的背景-諏訪郡衙の考察」『榎垣外官衙遺跡』 (郷土の文化財29 ) , 岡谷市教育委員会 pp.399-417  
2006年 会田進 「考古学における体験学習の未来-ドングリを主とした縄文食調理の方法と実践、いかにドングリを美味しく食べるか、実践を通して考える」新尖石縄文考古館開館5周年記念『記念論文集』, 茅野市尖石縄文考古館 pp.43-58 
2005年 会田進 「土器集中出土の在り方とその分析-縄文時代中期住居址竪穴内遺物集中ブロック出土土器の分類と編年」『目切・清水田遺跡 岡谷市長地山の手土地区画整理事業に伴う遺跡発掘調査報告書-縄文時代壺を持つ妊婦土偶を出土した集落址』(郷土の文化財26), 岡谷市教育委員会pp.490-540  
2004年 会田進「考察:立野押型文土器の石摺り石、その形態と編年的位置について」『上野地区埋蔵文化財発掘調査報告書Ⅱ小田原遺跡』, 辰野町教育委員会 pp.175-184  
2000年 会田進 「縄文時代早期の「石摺り石」-いわゆる「穀摺石」の形態分類と使用痕の分析-皮なめし具の可能性を追う」『樋沢遺跡 県単道路改良事業に伴う樋沢遺跡発掘調査報告書』(郷土の文化財22) , 岡谷市教育委員会pp.120-146 
会田進「押型文土器における樋沢式土器の内容」『樋沢遺跡 県単道路改良事業に伴う樋沢遺跡発掘調査報告書』(郷土の文化財22) , 岡谷市教育委員会 pp. 147-P152