現在の明治大学においては、スペイン語履修者の数が増加傾向にあり、現学長も、スペイン語圏の国々に存在する諸大学との交流や連携強化の方針を掲げている。このような、スペイン語や、同言語が使われている国や地域に対する学生からの関心の高まりや、大学全体が持つ将来的なビジョンを考えた時、学生が主体となるスピーチコンテストを開催し、参加に向けての事前準備を進めて行く過程で、スペイン語学習に対する学生のモチベーションアップが見込まれる。また、英語に次いで話者人口が多いヨーロッパの主要言語であるスペイン語を学習・習得することが、国際人として社会で広く活躍するにあたり非常に重要であるということが、参加者ならびに来場者を含む本企画に関与する学生一人一人が認識できるようになることが、本企画が目指す目標である。
専門はラテンアメリカ史。ヨーロッパ、アメリカ、ラテンアメリカ各地に中長期的に滞在し、1492年以降にラテンアメリカで展開したキリスト教宣教師の活動と、これがアメリカ先住民に及ぼした社会文化的な影響を歴史学的に研究。