リンクのマナー(と法律)




深層リンク問題


深層リンクとは

 深層リンク(ディープリンク)とは、外部リンクによってトップページ以外のページに直接リンクを張ることです。
  具体例を挙げると…
  明治大学のトップページhttp://www.meiji.ac.jp/ ではなく
  明治大学入試情報ページhttp://www.meiji.ac.jp/exam/index.htmlにリンクを張ることなどがそれにあたります。


                

青色のトップページでなく
  オレンジ色のページにリンクを張ること。
  青色の矢印でつないであるものは深層リンクではなく、
  赤色の矢印でつないであるのが深層リンクの例です。
  


深層リンク・よく見る形

 深層リンクは、実はとても身近なものであったりします。

1.検索エンジン       

   私たちはしばしばYahoo!やgoogle、goo、infoseekなどの検索エンジンを利用します。
  Yahoo!などのディレクトリ型検索エンジンではトップページにリンクが張られているので問題ありません。
  が、googleやgooなどのロボット型検索エンジンこの検索エンジンでは、表示される検索結果の大部分が深層リンクです。
  (トップページが検索に引っかかる事は、あまりないからです)
  

2.ニュースサイト      
   
   特に個人のニュースサイトの場合、ニュースの紹介をするわけですから文中には必ずニュースソースへのリンクが張られることになります。
  企業のニュースサイトであっても関連記事として外部の情報を参照するため、リンクが使われていることもあります。
  サイト内リンクではなく、トップページ以外に向けて張られているリンクは全て深層リンクです。



・何が問題なのか?

深層リンクの長所としては
   ・参照または引用したい情報にすぐたどり着ける。よって分かりやすい。関連情報をまとめるのに適している。
 という事が挙げられます。
  
短所としては
   ・トップページを経ないことにより、(リンク先の)ウェブページ作成者が意図しなかった事態が起こる。
   ・リンクを張った側のサイトのコンテンツの一部と誤認される可能性がある。
 というところでしょうか。


それを踏まえたうえで、深層リンクの何が問題視されているか考えてみると…
  ・トップページにある注意書きを読んでもらえない。
  ・トップページにあるカウンターが回らない。よって訪問者数の把握がしにくい。
  ・トップページ(それ以外の場所ということもありますが)に広告を設置している。広告収入が得られないので困る。
  ・閲覧者の誘導が難しくなる。ナビゲーションの問題。
    (全てのページにサイト内の現在位置の表示、もしくはトップページへのリンクを入れておくとある程度解消されます。
     また、各ページにサイト名を入れておくというのも一つの手です。)

  



・深層リンクに関する判決

 訴訟になったとしても和解に持ち込まれるケースが多いため、まだまだ判決の出たものは少ないです。
  今のところ(2002年11月現在)はデンマークのコペンハーゲン市裁判所の判決くらいかもしれません。
    参考サイト(Japan CNET.com)より http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020709-5.html
                        ↑はニュースサイトであるNewsbooster.comに対して、深層リンク禁止の仮命令を出した判決です。

   これが今後どのように影響してくるかは分かりませんが、日頃使用している検索エンジンのあり方が問われてくるかもしれません。
  キーワードを打ち込み、検索結果が表示され、クリックすると直接目的のページに行けるのはまさに深層リンクだからです。
  便利な検索サイトまでがもしも禁止されることになれば、その影響は大きいでしょう。(あくまで推測の域を出ませんが)
    


・管理者側で深層リンク対策

 リンクを張る側へ注意を促すだけでなく、深層リンクから閲覧出来ないようにする方法も一応あります。
 CookieとJavaScript、CGI、SSI、.htaccess等を使用することにより防ぐことは出来ます。
 しかし、どの方法も閲覧者の環境によっては正常に作動しない恐れがあります。
 例えばJavaScriptをオフにしている場合などは、例え正規のルートで目的のページへたどり着いたとしても閲覧できない事になります。
 
 結論としては…
  「深層リンク対策方法は一応あるが、穴だらけであって万全ではない」のが現状のようです。

 防げないものは仕方ありません。
 となれば、どのページへリンクを張られても問題なく閲覧できるようなナビゲーションの強化を考えた方が建設的かもしれません。
 閲覧者が深層リンクでたどり着いたページの内容を見て、そのサイト内のほかのページも見たいと考えることは良くあるからです。

 *ナビゲーションに関しては、この文と同じホームページ・ノウハウ集内の サイト内でのナビゲーション〜プルダウンメニューの有効性〜が参考になるかと思います。
 


余談   〜深層リンクと無断リンク〜

 ●深層リンク→トップページ以外の場所へリンクを張ること。(管理者に許可を取ったか否かは関係なく、リンク先の位置が問題)

 ●無断リンク→リンクを張る際に、管理者側へ特に断らず張ること。(リンク先の位置は問題でない)

上記2つは似た行為で混同されがちですが、実際は違います。
深層リンクかつ無断リンクということもありえます。



余談2   〜深層リンク・無断リンクもどき〜

 ●深層リンク、そして無断リンクが問題になるため、<a href="URL">URL</a>で記述するのでなく、
   リンクのタグ<a href="URL"></a>を入れずに
URLのみをテキストとして記述する、という方法をとっている方もいるようです。
  閲覧者はそこに書いてあるURLをアドレス欄にコピー&ペーストすればそこへ行けるため、リンクよりは一手間かかりますが同様の効果を持っています。


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