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電気を使わず、一枚の紙と鏡だけで模様が動いて見える不思議な装置「フェナキスチスコープ」を作る教室です。フェナキスチスコープは19世紀はじめにベルギーで発明されたアニメーション装置の元祖で、日本では「おどろき盤」とも呼ばれています。
担当の橋本先生は作業をとおして、難しそうなものも実は単純な組み合わせでできていることや、自分で答えをみつけることの大切さを教えてくれました。
まず、円盤型の用紙の周りにスリットと呼ばれる切れ込みを入れ、表面に点などの模様を描いていきます。円盤を鏡の前で模様が映るように回し、スリットごしに鏡をのぞいてみると、あら不思議!残像現象によって、模様が動き出しました。点が上下に動いて見えたり、回転して見えたり…最初は少し緊張気味だったみんながだんだんと笑顔になり、最後には動く理由を自分で考えて発言できるようになりました。
講座を担当した橋本先生は、「仕組みさえ理解できれば、家でも簡単に作れるので、思いついたことをどんどん試してみて、人があっと驚くようなおどろき盤を作ってみてね」と話してくれました。