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基礎ゼミナール(1年生)紹介[大黒 岳彦]

明治大学情報コミュニケーション学部 基礎ゼミナール(1年生)紹介
大黒 岳彦 教授
(主要担当科目)哲学/メディア論

≪学生へのメッセージ≫

 いま現在、僕らは未曾有の転換期を経験しています。大黒ゼミでは、その転換の実際を身近な話題や現象をとっかかりにしながら、社会学、哲学、メディア論、ジェンダー論などさまざまなディシプリンを使って掘り下げます。出発点は、アニメでもビットコインでもVRでもLGBT、その他何でもOKですが、手法はアカデミックにやります。
■演習テーマ
「メディア研究」入門
■授業内容
 皆さんは,これまで小中高(場合によっては予備校や企業)時代を通じておそらく「読み書き」を中心とした基礎トレーニングを受けてきたはずです。つまり,教科書や参考書や小説を「読み」,日記や作文や小論文を「書く」といった...。この「読み書き」能力のことを英語でliteracy(リテラシー)というのですが,来るべき情報社会・デジタル化社会・ネットワーク社会においては,これまで「読み-書き」に限られていたリテラシーが拡張されざるを得なくなります。すなわち「文字」というメディアと並んで,「写真」や「映像」や「音楽」といったメディアが重要性を増しつつあり「撮る-観る」「創る-聴く」というより広いリテラシーが必要となってくるのです。本ゼミナールは,情報社会に即した広く,かつ柔軟なリテラシー・スキルの開発と向上を目指します。
具体的には,
①「撮る—観る」リテラシー
 「映像」メディアの特性や文法を具体的な作品(CM,ドラマ,映画など)の微視的(つまりショット・カットレベルの)分析を通じて体得する作業が中心となります。これによって単に観賞するという受動的なレベルでなく,作り手の論理もフォローします。
②「話す—聞く」リテラシー
 授業では,こちらが一方的に話す場面もありますが,基本的には参加者の発表とディスカッションが軸になります。発言者の真意を汲み取り,発展的・建設的なコミュニケーションを紡いでゆくトレーニングをします。
③「読む—書く」リテラシー
討論し,議論した結果,あるいは自分で独自に考えた成果は,折に触れて文章の形で定着,対象化することを心掛けてください。互読も重要です。授業でもそうした機会を定期的に設けるようにします。「読み書き」もけっして疎かにしてはいけません。 
その他(アドバイス等)
 メディア論,メディア教育に興味がある受講者やマスコミ志望者を一応は想定していますが,特に資格の縛りはありません。ただし,自分の頭で考えられること,積極的に授業に参加(単に出席することではなく)できることは必須条件です。