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基礎ゼミナール(1年生)紹介[田村 理]

明治大学情報コミュニケーション学部 基礎ゼミナール(1年生)紹介
田村 理 教授
(主要担当科目)憲法/人権と法

≪学生へのメッセージ≫

 「18歳選挙権」「コミュ力」など、硬軟多様なテーマを毎年一つ取り上げます。まず、大学生が実社会からどのように見られ、何を期待されているのかを社会科学的に理解することを目指します。次に、それに対するみなさんなりの回答を実社会に向けて発信していきます。
基礎ゼミナールの活動の一部については、 http://ostcdt.xsrv.jp/journaletudiants-mujctsm/ を参照してください。
■演習テーマ

「AIに代替されない力」をつけるには

■授業内容
AI と「私&私たちの社会」
 AI(人工知能)は,現段階で既に MARCH などの私大のトップ校合格圏に入ったが,東大合格は未来永劫無理。そんな本が注目を集めたことをみなさんは知っているでしょうか。国立情報科学研究所の新井紀子さんによる『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新聞社・2018 年)です。
 MARCHのM の学生だからといって,みんながAI に淘汰されるわけではありません。しかし,AI は必ず労働力として私たちのライバルになります。AI に代替されない力を身につける鍛錬をしなければ,みなさんにも,私たちの社会全体にも安定したバラ色の未来はないかもしれません。
春学期の課題──何が問題かを考える
 新井紀子さんによればカギは「読解力」です。なぜ読解力が大切か,そのために何が必要か新井さんの本を丁寧に読みながら理解しましょう。しかし,与えられた情報を受け入れ,使うことは AI の得意分野ですから,それだけでは AI にはかないません。新井紀子さんの作品への疑問,問題点,新井さんとは別の視点や方法がないかをさがしましょう。それらについてよく吟味して,新井紀子さんへの質問リストをつくりましょう。質問しに行くに値するレベルにまで行くことを春学期の目標とします。
夏休みにはそれらの質問について各自で調査し,質を高めて,夏休み明けに報告してもらいます。
秋学期の課題──現状と提案を社会に示す
 秋学期は,「AI に代替されない力」を私たちがどれくらいもっているのか,あるいはもっていないのかを私たちの周りで調査してみましょう。そして,なぜそのような現状になっているのかを考え,改善には何がどれくらい必要かを考えます。
 そのためにいくつかのグループに分かれて課題を設定し,調査研究します。そして,それを動画作品にして公開します。
その他(アドバイス等)
  このゼミナールでは,教員が与えた課題を言われたとおりにこなすだけでは,評価は得られません。自ら好奇心をもって問題を見つけ,それをゼミナールで議論し,考えたいと思う人の受講を希望します。
 また,ただ「お勉強」して理解するだけではなく,それを実社会に発信していくことを重視します。