8.1 アドレス帳
日常的にメールをやり取りする相手については,長々としたメールアドレスを
入力するのではなく,もっと簡単に指定したいと思うことでしょう.また,ゼミや
サークルのメンバーに同じメールを一斉に送りたいとき,一人一人のメールアドレス
をそのつど入力するのは面倒なものです.
このような場合,GraceMailの「アドレス帳」を使うと指定が楽になります.
アドレス帳は,メールアドレスに短い名前を付けたり,複数のメールアドレスを
グループにして,グループ名を付けることができます.メールを送信する際,
宛先としてこれらの名前を使うことができます.
アドレス帳への登録は以下の手順で行ないます.
をクリックすると,アドレス帳の編集画面(図8-1)が表示されます.

【図8-1】アドレス帳編集画面
- 例えば,eb99998@kisc.meiji.ac.jp,eb99997@kisc.meiji.ac.jp の2人
をグループ名「二宮ゼミ」として登録するならば,
まず「グループ:」のところにグループ名を入力して
をクリックして登録します.
そして,今度はグループを選択した状態で,
「名前:」に登録したいユーザーの名前を,
「メールアドレス:」の部分にメールアドレスを図8-2のように入力します.
なお,ユーザの名前とメールアドレスは,1人入力する毎に
をクリックします.

【図8-2】アドレス帳画面への入力
また,使用する手順は以下の通りです.
- 送信画面において,「宛先:」「Cc:」「Bcc:」のどれかをクリックすると,
図8-3のウィンドウが表示されます。

【図8-3】アドレス帳から宛先を指定する
- グループをクリックして,表示された「名前 <メールアドレス一覧>」のリスト から
メールを送信するユーザーを選択します.
今回は「宛先:」へ追加するため,
をクリックします.
それ以外に,
「Ccへ:」追加する時は
を,
「Bcc:」へ追加する時は
を,
それぞれクリックします.
をクリックして送信画面に戻ると,
「宛先:」欄にアドレスが追加されていることがわかります.
<参考>
8.2 新着メールチェック
GraceMailの使用中に新たにメールを受信すると,
受信アイコン上で赤い矢印が動くことで新着を知らせる機能があります.
また,新着チェックを何分毎に行なうか,届いたときにポップアップ
ウィンドウで知らせるかどうか等を設定することができます.
以下は設定の手順です.
-
をクリックして図6-1の画面を表示します.
- 「受信」下の「新着メールチェックの設定」
をクリックすると図8-4の画面が表示されます.

【図8-4】「新着メールチェック機能」の設定画面
- ここでチェックする時間の間隔を設定します.
大体10〜30分程度で充分です.
また,「新着メールが届いたらポップアップウインドウで知らせる」を
としておくと,
図8-5のようにポップアップウィンドウが表示されて新着を知らせます.

【図8-5】新着時のポップアップウィンドウ
をクリックすると,変更に関する確認の画面(図8-6)が表示されます.

【図8-6】変更に関する確認の画面
-
をクリックすると,図8-6にもあるように次回のログインから有効になります.
一方,
は,この設定を終了した時点ですぐに有効になることを意味しています.
8.3 ヘルプ
「ヘルプ」は,GraceMailの機能や使用法を解説する機能です.
をクリックすると,図8-7の画面が表示されます.
この中から知りたい項目をクリックすると説明文が表示されます.
GraceMailには,このテキストで述べた以外にも様々な機能があります.
ヘルプを使って調べてみましょう.

【図8-7】「ヘルプ」の目次画面
- ヘルプ画面から戻るには,
をクリックします.
<注意 !!>
送信画面で,宛先やメッセージを入力し,後は送信ボタンをクリックして送信する
だけ,という状態でヘルプを呼び出してはいけません.図8-8のメッセージが表示され,
「OK」をクリックすると,せっかく入力した内容が失われてしまいます.
特に,アドレス帳編集時や返信時の場合は,確認のメッセージが表示されません.

【図8-8】メール内容破棄の確認メッセージ
8.4 転送
「転送」は,GraceMailに届いたメールを別のアドレスに転送する設定です.
-
をクリックするとGraceMailの設定画面 (図6-1) が表示されます.
-
「自動転送」下にある「転送先メールアドレスの設定」
をクリックします.図8-9の画面が表示されます.

【図8-9】「転送先メールアドレスの設定」画面
-
この画面で転送先の名称を新たに入力し,転送したいメールアドレスと,その転送方式を設定します.
<参考>
- 既存の転送設定を修正する
既存の転送設定を修正する場合は,「転送先名称一覧:」
の下のリストから,修正したい登録先名称を選択します.
をクリックすると,
図6-1の画面に戻ります.
-
次に「自動転送」下にある「メール転送ルールの設定」
をクリックします.図8-10の画面が表示されます.

【図8-10】「メール転送ルールの設定」画面
-
この画面で転送するルールを新規作成して追加し,
「設定されているメール転送ルール一覧です。」というところに
表示されたことを確認します.
<参考>
- 既存のメール転送ルールを修正する
既存のメール転送ルールを修正する場合は,「転送しないルール」
もしくは「転送するルール」に表示されている一覧の中から選択し,
「変更」または「削除」をクリックします.
をクリックすると,
図6-1の画面に戻ります.
-
次に「自動転送」下にある「メール転送スケジュールと転送間隔の設定」
をクリックします.図8-11の画面が表示されます.

【図8-11】「メール転送スケジュールと転送間隔の設定」画面
-
この画面で「転送モード:」と「転送間隔:」を設定します.
<参考>
- 転送を行わない
既存の転送を解除する場合は,「転送を行わない。」にチェックを入れます.
- 転送スケジュールに従って転送を行う
転送の間隔を自分で設定したい場合は,「転送スケジュールに従って転送を行う。」
にチェックを入れ,さらに「転送スケジュール:」の下の欄で曜日と時刻の設定をします.
- 全ての曜日時間帯に転送を行う
全ての曜日,時間帯に転送を行いたい場合,は「全ての曜日時間帯に転送を行う。」
にチェックを入れます.
をクリックすると,
図6-1の画面に戻ります.
前項へ 目次へ
次項へ