「明治大学広報」
 
第544号(2004年9月1日発行)
◆校友会特集 2年目を迎えた校友会 さらなる協力を期待
  母校と校友会のために 校友会会長 青木 信樹

 大学と校友会は車の両輪だということを言われます。私は、両輪ではないと思います。「卒啄同時」(ソッタクドウジ)という言葉があります。これは、ひよこが殻を破って一人前の成長した鶏になる、卵からかえってひよこになる。そのときにひよこが、今まさに殻を破って世の中に出ようというときに、くちばしで殻をつつきます。その音を聞いて、親がその殻のところを破ってやることによって立派なひよこが鶏となって世に出てくるわけです。この意気込みが、私は非常に大事だと思います。両輪でないのです。「卒啄同時」です。それをこれから校友会の皆さんのお力で、校友と大学は一体である、大学からこうしてくださいと言われたら、すぐにそれに応え、行動に移す。これが校友会の大事な使命であると、考えております。

 さて、全国の校友会員の方ならびに代議員総会にご出席の皆さんに2、3お願いをしたいと思います。

 まず、母校への翼賛の気持ちです。頭の一角に「明治大学」ということを置かれ、自分は明治大学の校友だという自覚をお持ち願いたいことです。

 次に、終身会費のことです。住所判明の校友30万の皆さんに支部総会などのご案内を差し上げましたが、そのうちの半数の方が終身会費が未納です。校友会は皆さんの終身会費によって運営されていますので、お納めいただかないと校友会が成り立ちません。未納者には本部からお知らせしますので、ぜひお納め願います。

 もう1つのお願いは、校友会館建設のことです。

 校友会館を我々で建てさせていただきたいと要望してきましたが、長吉理事長以下理事会で「校友会館を学校で建てましょう」という決定がなされたようです。校友会館を建ててあげましょうという校友に対する温かい認識と愛情の現れです。これを我々は、そのままただ「ありがとうございました」と言うだけではなく、やはり感謝し翼賛したいと思います。校友の一人ひとりが1万円ずつ、支部長以下役員は5万円以上を感謝の念をもって大学に翼賛したい。この件につきましては、きょうの代議員総会で、皆さんのご賛同を得て決定させていただきたいと思います。

 皆さんのお力をお貸し願いたい。母校と校友会のためにご理解とご協力をお願いしたいと思います。
 
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