「明治大学広報」
 
第545号(2004年10月1日発行)
◆アテネ五輪代表の泉、足立が健闘を報告 
 −さらなる活躍を誓う−

 アテネ五輪・柔道男子90キロ級で銀メダルを獲得した泉浩(経営4)が9月7日、長吉泉理事長、納谷廣美総長兼学長を訪問し、オリンピックの報告を行った。

 泉は1、2回戦を順当に一本勝ち。準決勝では昨年の世界選手権を制した黄禧太(韓国)に優勢勝ちして臨んだ決勝。強引に技を掛けたところをズビャダウリ(グルジア)のすくい投げに一本負けを喫した。

 長吉泉理事長が「すばらしい成績を残したことは、明大にとってたいへん名誉なこと。おめでとう」と声をかけると泉は「メダルの色よりも負けたことが悔しい」と語り、「オリンピックは次(北京五輪)まで4年間ある。その間ずっと日本一でいられるよう頑張りたい」と4年後の北京五輪での活躍にむけて抱負を語った。

 また、カヌー・女子カヤックフォア500メートルで日本女子初となる決勝進出を果たした足立美穂(2002年商卒)も同日報告に訪れた。納谷総長兼学長が「(日本のカヌー競技にとって)記念すべきレースに出場したことはたいへんなこと」と述べると、「カヌー競技の歴史は30年と浅く、女子の選手も少ないなかで、はじめて決勝に進めたのは幸いだった」と語り、今後については「次のオリンピックのことは考えずに1年1年勝負していきたい」と語った。

 足立は、6月に五輪代表内定の報告で納谷総長兼学長を訪問した際に、自身が語った目標の8位入賞は果たせなかったものの、カヌー競技では日本女子初となる決勝進出(9位)と大いに健闘した。
 
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