◆就任所感 10月1日付けで発令があった、新任の商学部長、文学部長、農学部長の就任所感をそれぞれ紹介する。
商学部長に就任して
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商学部長 福宮 賢一 |
学部創設100周年に重責を引き継ぐことになり、身の引き締まる思いで一杯です。私共学部スタッフには、この商学部の伝統の上に、時代の変遷を視野に入れつつ、不変の信念をもって新たな伝統を築き上げていくことが求められています。本学部に対する社会的要請は、従来にも増して厳しいものがある一方、それに応えることへの期待も大きいと言えます。与えられた任期の中で、商学部新世紀への第一歩を確実に踏み出すことができるよう、諸課題に対して、真剣に取り組む所存です。
新生商学部は、『個を強くする』本学において、『さらに鍛え、育む商学部』を目指します。これまでも本学部は社会に有為な人材を多数輩出してきましたが、今後はさらに一層、競争力ある社会人として自立した個人を育成することに力を注いで参ります。これに向けて、学部の総力を結集し、改革を積極的に推進します。この最終到達点は、傑出した魅力のある学部を築くところにあります。
科目履修を通じて大学院との連携を強めること、学部教育に卒業生の知的資産を活用すること、そして伝統的小人数教育の強化など、これらは予定される一連の改革の一環です。ゼミ教育においては現在、すでに新たな試みが決定され準備段階に入っています。この改革の到達点を踏まえて、これを深化・拡充するための新たな改革を提案し、早急に成案を得たいと考えております。これに伴うカリキュラム改革も同時並行で実現し、持続的改革を加速化して行きます。
さらに、多言語4年間一貫教育の試みや留学生の受入れ・在学生の海外派遣の拡大など、迅速に具体化して、学部教育の国際化を進展させます。この方向への展開は、多元的な価値観を知り、理解する能力がグローバル社会における知的国際貢献に必須の要件であり、その育成こそ、商学部に強く求められていることに基づいています。
ご理解とご協力をお願い申し上げます。 |
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