◆ずーむあっぷ:明治の熱き門番 サッカー部 古川崇嗣 |
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第78回関東大学サッカー2部リーグ戦(後期)が終盤を迎えている。優勝して1部昇格だけを目指す本学に、キーパー古川(法3、写真下段左)の存在は欠かせない。試合中ゴール前に立ちはだかる古川の野太い声が、ピッチに響きわたる。「仲間のちょっとした仕草から精神状態を読み取って、アドバイスや叱咤激励をしている」。
そんな彼も、保育園時代は昼休みのサッカーでエースストライカーだった。だが、自分よりシュート力のある転入生が出現したとき、「あいつのシュートを止めたい」という思いが頭をもたげた。「キーパー古川」誕生の瞬間だった。
はじめはただ、ボールを止めることに魅力を感じていた。だが、キーパーへの思いは年々変化していく。今は、「ひとつしかないポジションを目指して、ライバルと切磋琢磨するのが楽しい」。
キーパーという立場上自分が活躍するような試合展開を望みはしない。チームの勝利と互いに尊重しあえる関係作りのために、これからも古川は声を上げて、ゴールを守りチームを支え続ける。
(ふるかわ・たかし 法3、吉田高出、176cm・68kg) |
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