7月3日に行われた東京都議選で杉並区から出馬。定数6を13人で争う最大の激戦区だったが、見事初当選を果たした。政治や行政の専門家の育成を目的として2004年に開設された公共政策大学院ガバナンス研究科には、現職の議員や自治体首長など、職務に携わりながら学ぶ学生は多数在籍しているが、在学生からの政治家輩出ははじめてのこと。
大学院では元東京都副知事の青山■教授に師事。政治テーマは防災まちづくり。政策にはガバナンス研究科で学んだことがダイレクトに活きていると言う。自民党杉並総支部による都議候補一般公募に合格、公募第1号になった。「ここはノウハウ先行の政治家予備校とは違う。政策をしっかりと鍛えてくれる“学びの館”。もし、ガバナンス研究科で学ばなかったら当選はなかったと思う」。
選挙期間中は多くの仲間達が選挙戦の応援に駆けつけてくれた。「仲間達の学びの熱意がとても刺激になり、そして励みになった。ここでのすばらしい出会いは何よりも大きな糧」と振り返る。
「政策一本、それと熱意で選挙戦を勝ち抜いてきた。気を引き締めて、4年間の任期をしっかりと務めて期待に応えたい。自分の当選が、いい先鞭となれば」。語る瞳にさらなる決意が宿る。東京都出身。36歳。 |