「明治大学広報」
 
第567号(2006年1月1日発行)
◆2006年前へ!「個」を強くする知の拠点へ
 新春のご挨拶
理事長 長吉 泉
 新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は、本学法人の運営につきまして、暖かいご理解と絶大なご協力を賜わり、厚く御礼申し上げます。
 任期も半ばに差し掛かり、本理事会も、これまで以上に一体感を持って大学運営・業務改善に取り組んでおります。
 さて、年頭にあたり、本理事会を代表し、所信の一端を披露させていただきます。
 すでに私共が就任当初に掲げました重点項目につきましては、一定の成果を出しつつ進行しているものもございますが、明治大学百年の計という視点に立った時、最も重視しなければならない課題のひとつは、財政的な問題であります。
 将来において、繁栄し続ける大学として、優位な教育・研究体制を確立するためにも、財政的基盤を確立することが、法人の運営に当たる者としての最大の責務であると考えております。
 そのための健全な財政政策の一環として、情報開示等、透明性を高め、より政策的な予算編成を推進し、限られた財源の中での効率化を図ってまいりました。しかしながら、今後は、一層の努力が必要となります。
 遊休施設の処分や、資産の入替え等、できることは全て実行していこうと考えております。
 それら方策のうちのひとつとして、現在取り組んでおります作業が、事務機構の再編です。
 事務組織の見直しを通じて、人件費等の削減を図るため「経営課題検討プロジェクト」を立ち上げ、学生に対するサービスの低下や、教員による教育・研究の妨げにならないことを大前提に、鋭意検討を重ねてまいりました。関係各位の尽力により、いよいよ成案を待つ段階に至りました。
 我々は、この取り組みが、今後の本学の礎となるような確固たる組織を作るものと信じ、2007年度発足に向けて、これを進めてまいります。
 改めて申し上げるまでもなく、本学のさらなる飛躍は、大学当局の努力のみで成し得るものではありません。関係各位のお力添えが不可欠であります。どうぞ、皆様方におかれましては、本年も変わらぬご支援とご協力を賜わりますようお願い申し上げ、念頭のご挨拶といたします。
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