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明治大学広報
第572号(2006年6月1日発行)
就任所感
国際交流センター所長に就任して 国際交流センター所長 藤田 直晴
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 このたび、国際交流センター所長を拝命いたしました。微力ですが、精一杯力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 21世紀を迎え、大学における教育と研究の分野でも、国境を超えての流動性がいっそう高まりをみせてきておりまして、日本の大学もその存在をかけて海外の諸大学と直接的に競い合う時代に入ってまいりました。

 豊富な資金を背景に、高等教育と先端研究の巨大なブラックホールがアメリカ合衆国に形成され、世界の頭脳や人材、さらに人類の夢や希望さえも、ここに一極的に流れ込む傾向が強まってきています。しかも、英語の世界共通語化の伸展と連動し、アメリカ合衆国における大学教育のあり方が、世界の高等教育のあたかも標準であるかのような錯覚すら抱きかねない状況になってきています。

 こうしたなかで、明治大学も、この流れに積極的に対応していこうという気運が出てきています。学長方針「発信する知のアーカイブス『グローバル・コモン』を目指して―外部評価に耐えうる大学へ―」はその端的な現れで、ここに描かれている理念のうちの国際関係事項を着実に実現していくことが、当面国際交流センターが進めなければならないことであろうと考えています。

 特に、国際交流政策としては、他大学との差別化を図り、明治大学らしい多元的・多文化的な教育・研究環境の創造を意識的に進めていきたいと思っています。そのために、カナダやフランス、アジア諸国との特色ある連携を進めていく必要があります。国際化の一般的条件整備を図っていくことは当然ですが、加えて日本語および日本関係講座に関する留学生の受入れ、海外サテライトキャンパスの開設と明治大学講座の開講などの海外における事業展開も、学内の諸部署および国内外の諸機関と連携しつつ進めていきたいと考えています。これにより世界における明治大学の認知度を少しでも高めることができれば幸いです。

(文学部教授)



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