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明治大学広報
第594号(2008年4月1日発行)
明治大学付属明治高等学校
猿楽町最後の卒業式
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 2007年度明治大学付属明治高等学校卒業式が3月10日、明大駿河台校舎アカデミーホールで行われた。  

 調布移転・共学化と大きな転機を迎える明高中。猿楽町で行う最後の卒業式となった。旧制中学として1912(明治45)年に創立し、48(昭和23)年より新制高校として歴史を刻み、これまでに旧制中学時代から1万7877人を世に送り出している。(関連記事8面)  

 60回目となる今回の卒業式では218人が新たな巣立ちを迎えた。卒業生は一人ひとり、担任から名を呼ばれると元気良く返事をして起立し、総代の幸島健太さんが小林正三郎校長から卒業証書を受け取った。  

 小林校長は式辞で「猿楽町校舎がさまざまな思い出とともに幕を閉じる。この歴史的瞬間に立ち会い、深い感慨がある。しかし、『質実剛健・独立自治』は不変の教育の原点。これからも礎として守っていく」と語り、卒業生には「明高で培った豊かな人間性をもとに、輝かしい希望に満ち溢れた人生を」と期待を語った。  

 来賓からは「大志をもって悪事に惑わされず、新しいことにチャレンジして」(長吉泉理事長)、「大学では一足先に培った明治魂を発揮して、学生の中核となる活躍をしてほしい」(針谷敏夫副学長・学長代理)など祝辞があった。  

 明高中では2007年度を「猿楽町、男子校最後の年」として、紫紺祭(学園祭)や球技大会などでは例年以上に情熱を燃やした1年だった。  
 
 送辞に立った2年生の加藤敦さんは「良き兄貴分として時に厳しく時にやさしく我々を引っ張ってくれた。先輩から学んだことを胸に明高のさらなる発展に尽くしたい」と語った。  
 卒業生を代表して答辞に立った関佑宇斗さんは在校生に向けて「調布移転・共学化したからこそできることがある。伝統を大切にしながら時代にのっとり明高を発展させてほしい」と呼びかけた。また教職員・父母への感謝を述べ、さらに「大学の付属校という恵まれた環境で大きく成長できた。行事も団結し、猿楽町時代の最高の締めくくりとなった。これからも熱い明治魂で突き進む」と力強く誓った。  

 卒業生の進路は、明大への進学が207人、他大志望が11人。それぞれが新しい一歩を踏み出した。


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巣立ちの日に力強く校歌を斉唱
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