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土屋恵一郎教務理事が北京大学外国語学院日本文化研究所特別顧問に就任

2010年11月26日
明治大学

就任式典で特別顧問委任状が手渡された就任式典で特別顧問委任状が手渡された

式典に続き、記念講演を行う土屋教務理事式典に続き、記念講演を行う土屋教務理事

両大学関係者・学生らによる記念撮影両大学関係者・学生らによる記念撮影

 土屋恵一郎教務担当常勤理事・法学部教授は11月22日、中国・北京大学の外国語学院日本文化研究所特別顧問に就任しました。

 北京大学民主楼で行われた就任式典には、明治大学から土屋教務理事,林振江研究・知財戦略機構特任教授はじめ関係者が、北京大学からは趙華敏外国語学院副院長、金勲外国語学院日本文化研究所所長らが列席。同研究所の学生ら含む約50名が見守る中、委任状が手渡されました。
 これは、土屋理事が推進してきた日中友好交流、特に学術文化領域の交流発展・促進への尽力が認められたものです。趙副院長は、土屋理事の特別顧問就任を祝するとともに、引き続き、能楽など伝統芸能をはじめとする日本学関連研究の促進支援を期待したいとしました。

 顧問就任のあいさつを行った土屋理事は、「北京大学の一員となることは光栄であり、誇りである」とし、今後も日本文化研究所の発展を支えたいとの抱負とともに、「日中双方が互いの枠を主張し合うのではなく、お互い混合することで新しい交流の形が探れるだろう」と今後のさらなる交流深化に意欲を示しました。

 また、土屋理事は今回の就任に当たって、能楽関連の文献・資料を北京大学外国語学院日本文化研究所に寄贈するとともに、「芸能から見る日本」と題して記念講演を行いました。
 講演で土屋理事は、能を代表する作品『井筒』を実際の舞台映像を提示しつつ解説。「能は物語を引用・編集するシステムと言ってよい」とし、能の精神と現代の少女たちのファッションをも重ね合わせながら、引用と解体と編集による日本文化を紹介しました。

 北京大学外国語学院は1986年に設置され、中国の日本学会において日中文化交流、学術交流、日本学に関連する交流を行う代表的な研究機構。以前より、中国における日本学研究および北京大学の日中文化交流を推進してきました。
 明治大学と北京大学は2009年5月に学術交流協定を締結しており、本年は国際日本学部が出張講座を実施するなど、交流が活発化しています。今後も両大学のさまざまなコラボレーションに期待が集まるところです。