Go Forward

プレスリリース

明治大学 平和教育登戸研究所資料館 第5回企画展 「紙と戦争—登戸研究所と風船爆弾・偽札—」 11月19日~3月21日開催

2014年11月11日
明治大学

明治大学 平和教育登戸研究所資料館 第5回企画展
「紙と戦争—登戸研究所と風船爆弾・偽札—」
11月19日~3月21日開催
明治大学生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区)、平和教育登戸研究所資料館では、紙を使った兵器に焦点をあてた企画展「紙と戦争—登戸研究所と風船爆弾・偽札—」を11月19日(水)~2015年3月21日(土・祝)まで開催します。入館無料。

旧日本陸軍研究施設であった登戸研究所では、戦時中、紙を使った2種類の兵器の開発を行っていました。一つは和紙を使った風船爆弾(ふ号兵器)、もう一つは偽札です。

風船爆弾(爆弾・焼夷弾を吊るした直径10mの水素気球)は、1944年11月以降、約9300発以上が目標の北米大陸に到達したとされています。この気球本体は、和紙をコンニャク糊で貼り合せたもので、全国の和紙産地と女子労働力を大動員して生産されました。
また、中国経済のかく乱を目的に、1939年、参謀本部によって命じられた中国蒋介石政権の紙幣(法幣)の偽造には、当時の最高水準の紙漉き・透かし・印刷技術が用いられました。
1942年以降、大量生産された偽造紙幣は当時の額面で40億円(1945年の日本の国家予算の5分の1相当)にのぼったとされています。 

今回の企画展では、この紙を使った兵器に焦点をあて、当時の和紙・洋紙製造技術がどのようなもので、伝統的な和紙技術がどのように風船爆弾製造に利用されたのか。また、近代において発達した洋紙技術がどのように偽札製造に動員されたのかを、当時の貴重な現物展示をまじえて明らかにします。

登戸研究所資料館企画展「紙と戦争—登戸研究所と風船爆弾・偽札—」(入館無料)

日時 2014年11月19日(水)~2015年3月21日(土・祝)10:00~16:00
【休館日】日曜~火曜、2014年12月26日(金)~2015年1月6日(火)、1月17日(土)、2月5日(木)、2月7日(土)
※但し11月23日(日・祝)は開館
会場 明治大学平和教育登戸研究所資料館
(神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1 明治大学生田キャンパス内)
主催 明治大学平和教育登戸研究所資料館
関連イベント 館長による展示解説・講演会、開館5周年記念講演会
詳細は、ホームページ(http://www.meiji.ac.jp/noborito/)をご確認ください。
お問い合わせ先

取材に関する問い合わせ

明治大学広報課
03-3296-4330

一般の方のお問い合わせ

平和教育登戸研究所資料館
044-934-7993