2007年11月28日(水) 紀南新聞に新宮市プロジェクトの記事が掲載されました

「外国人向け 観光ガイドの育成へ』
  退職後の再チャレンジを支援 明大が新宮市などと連携して


というタイトルで 新宮市プロジェクトの記事が掲載されました。
記事の内容は以下の通りです。


当地の世界遺産を訪れる外国人観光客に、“おもてなし”できる観光ガイドの育成に官民協働で取り組むことになった。地域の生涯学習や相互交流などの面で新宮市と連携協定を結んでいる明治大学(リバティアカデミー)は今年度、文部科学省委託事業として、定年退職後の社会人らの再チャレンジを支援するため、学び直しの実践的教育プログラムを実施。この一環で来年度、新宮市をはじめ那智勝浦町や田辺市、三重県熊野市や尾鷲市までの広域で、再チャレンジに意欲をもった受講者を募り、ガイド要請講座を行う。
このプロジェクトの第1回実行委員会が26日、新宮商工会議所で行われた。ア章浩・明治大学経営学部教授を委員長に、明治大学関係者と当地の観光関係者合わせて8人が委員を務める。今年度中は、新宮市を中心に三重県熊野市など周辺地域との連携を強化、さらにカリキュラムの策定など実施準備を進める。
同大学では、これまで公開講座などを通じて再教育の必要性を認識し、自ら再教育を受けたいと願う社会人の学び直しニーズに対応してきた。今回の取組では、学び直しをあきらめていたり、その必要性に気付いていない人たちの潜在的な学び直しニーズを掘り起こして人材育成を行うことが目的。
外国人向け観光ガイドの育成をテーマとしたのは、当地が世界遺産登録後、外国人観光客倍増したが、“おもてなし”できる人材が少なく、また、退職期を迎えた団塊世代地域の観光戦略に生かそうとする国の動きに呼応するため。
来年度は4月に、企業等を定年後、新たに地域で就労を考えている人ら50人を募集する予定。
6月〜翌年1月まで講座を行う。目標として、△外国人観光客とのあいさつ、定型的な英語で観光案内ができる。△おもてなしの意義を理解し、情報発信ができる能力を身に付ける△修了者が次年度以降の講師として後任の育成にあたることができる など。