1. 最初にカバーと単行本の附属品(オビやチラシなど)を外す。マンガよりひと回り大きいサイズのビニールを用意し、マンガのカバーに合わせて上下に切り込みを入れて、内側に折り込む。 |
2. マンガ本体にカバーをかぶせ、ビニール四隅の不要な部分を切り取る。 |
3. よけておいた附属品を、カバー折返しと本体の間に挟む。最後に、マンガ本体につかないようビニールの四隅に小さく糊づけをする。 |
内記式カバーのかけ方
現代マンガ図書館の透明カバーのかけ方は、一冊ずつ丁寧にくるみ、簡単には外せないが必要に応じて外すことができるやり方である。本は、内容だけが大事なのではなく、表紙カバーや帯も含めて作品の一部であるとして、それらを捨てることはもちろん、表紙カバーをカバーとして扱うことができなくなるような保存の仕方は、作品を損なうことだと内記は考え、ことあるごとに述べていた。館内でもいろいろな変遷をたどり、現在はパネルで示した方法に落ち着いている。
内記式「貸本マンガの発行年度確定の方法」
内記式「貸本マンガの発行年度確定の方法」
貸本マンガの発行年度の推定法はいくつかある。まず、A5判並製本(ソフトカバー)の単行本や短編誌であれば、基本的には1960年以降の刊行ということになる。以下は、A5並製本の発行年度の確定方法ということになる。