コンピュータウイルス「W32/Aliz」について
2001.11.26
受信したメールに「whatever.exe」というファイルが添付さ
れている場合には、そのファイルを開かないでください。
このウイルスが添付されたメールを受け取ると、Outlookで
はメールを開いただけで、OutlookExpressではプレビューしただけでもウイル
スが動作しますので、注意してください。
Nimdaウィルスの対策と同様、InternetExplorerのセキュリティホールを解消し
ておくことが必要です。
詳細情報
2001年11月21日付けで、ウィルス情報を公開しているサイトや、ネット
ワークニュース等で、Windows環境のパソコンを対象とする、ワーム型ウィル
ス「W32/ALIZ」を発見したという報告が行われています。日本でも感染の被害
が急増しているとのことです。
- 概要
- このウィルスは、「whatever.exe」という添付ファイルで感染を広
げるワーム型ウィルスとしてメールで被害を広げます。InternetExplorerのセ
キュリティホールを利用し、Outlookではメールを開いただけで、
OutlookExpressではプレビューしただけでもウイルスが活動を開始します。活
動内容はWindowsのアドレス帳ファイルから抽出したメールアドレスに自身の
コピーを添付したメールを送信します。
Nimdaウィルスと同様、InternetExplorerのセキュリティホールを利用してい
ますので、サービスパックを適用してセキュリテイホールを解消することが必
要です。
- 予防策
- このウィルスは、InternetExplorerの既知のセキュリティホールを
悪用したウイルスです。Nimdaウィルス同様、InternetExplorer 5.01、5.5を
利用している場合には、サービスパック2を適用してください。
- 感染したら
- そのコンピュータのネットワーク接続ケーブルをはずすなどしてネッ
トワークへの接続を遮断し、ウィルスの発信源とならないようにしてください。
- 上記、予防策を実施し、サービスパックを適用してからメールごと
添付ファイル(whatever.exe)を削除してください。