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震災等復興活動支援センター

福島県新地町「復興団地計画懇談会」の運営を明大生ボランティアが支援

2012年08月03日
明治大学 震災復興支援センター

懇談会(ワークショップ)での発表懇談会(ワークショップ)での発表

ビーチクリーン活動ビーチクリーン活動

 文学部の平山満紀ゼミナールの学生グループが,7月11日・12日の両日及び同18日から20日までの計5日間,福島県新地町で行われた「新たな住宅団地計画懇談会」にボランティアとして参加し,その運営を支援しました。
 このボランティアは,本年1月26日,東日本大震災以後の地域復興で協働することを目的に本学と新地町とで締結した「福島県新地町と明治大学との震災復興に関する協定書」に基づき,同町復興推進課と本学震災復興支援センターとの協働で実現したものです。
 福島県新地町は,人口約8,000名の福島県最北部の太平洋岸の町ですが,東日本大震災では,沿岸部のみならずJR常磐線新地駅周辺の市街地まで津波による被害を受け,町内には仮設住宅が点在しています。
今回の懇談会(ワークショップ)は,被災して仮設住宅に入居している方々等の移転先となる高台の住宅街の設計に、住民自身が計画段階から関わる目的で行われたもの。移転予定の方々が小グループに分かれて、住宅街の道路や集会所の位置など、新しい街のあり方について意見を出し合いました。学生たちの役目は、会場設営、受付、意見の記録、最後に小グループの意見を会場の参加者全員の前で発表することなどです。普段のゼミなどで討論や発表での経験を活かし、初対面の住民達の話し合いをよく理解して記録し、わかりやすく発表を行いました。
 また,ワークショップに先立ち,学生たちは,町長をはじめ関係者にご挨拶をし、その後,復興支援課の方々に町内の被災状況を案内いただきました。海沿いの住宅街は跡かたもなく、学生たちは胸の詰まる思いをしていました。美しかった海水浴場は地盤沈下で地形も変わり、浜には大小の瓦礫が積り、きれいにするには大変な努力が必要だと感じさせられました。海沿いの田畑も、ヘドロと瓦礫と塩水で埋まり、耕作地に戻すには人手でひとつひとつ取り除いていかなければなりません。
 学生たちはワークショップ以外の時間を利用してビーチクリーン活動も行いました。活動の合間には,ご自身も海辺に住んでいて被災した方から「新地町の海は、海釣りやサーフィンもできる豊かな海だったのですが、今も海を見たくない、海に近づけないという人は多い」と辛い体験を話してくださいました。
これらの活動で,学生と新地町の方たちとの距離もぐんと縮まり,新地町の方々も明治大学の意欲を理解いただき、学生たちにも得るものの多い活動となりました。8月以降、さらに新地町でのボランティア活動を行う予定です。