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震災等復興活動支援センター

「東日本大震災の風化を防ぐフォーラム」を開催しました

2013年06月19日
明治大学 震災復興支援センター

 東日本大震災発生から2年。被災地では多くの困難を抱えながら、復興に向けた歩みが始まったばかりです。生活が安定するまでには、これからも長い道のりを要することが予想される一方、被災地から離れた地域では、関心が薄れつつある現状を踏まえ「風化を防ぐこと」をテーマに、福島県相馬郡新地町への支援を続けているYWCAと明治大学が合同で、6月15日にリバティホールでフォーラムを開催しました。台風の影響で悪天候が懸念される中、当日は約120名もの方がご参加くださいました。

 地震と津波で大きな被害を受け、放射能の不安があるにも関わらず、あまり報道等では取り上げられていない福島県沿岸の町「新地町」から、ゲストスピーカーとして、中学生2名を含めた以下の5名の方をお招きし、被災地の現状とそこで暮らす人々の「今」と「これから」、求められている支援のあり方について貴重なお話を伺うことができました。

≪ゲストスピーカー≫
◎講演
   鴇田 芳文氏(新地町復興推進課長)
自治体がどのように東日本大震災に対応したのかを、震災日・翌日・1週間・1か月と時系列で説明、その後の変化、復興の様子、今後の課題や支援方法など、具体的に説明されました。

◎被災地の声
  ・「仮設住宅の訪問相談から見える『いま』」:目黒 静子氏(生活支援相談員)
  ・「自分たちの町は自分たちでつくる!『新地町と共に復興』」:
   日下 智子氏(「NPO法人みらいと」(理事・事務局長・都市環境事業部長) 
  ・「子どもたちの声」泉田 桐子さん/古山 友萌さん(尚英中学3年)
震災発生時の様子、その後の復興のための活動、仮設住宅の実情などをそれぞれの目線からお話いだきました。

 ディスカッションの時間では、仮設住宅の実情や風評被害・安全について、また支援に対する要望など、さまざまな質問が飛び交いました。参加者から「実体験に基づいた、復興への歩みについて感じ取ることができた」「『顔の見える行政』をモットーに頑張っておられる鴇田氏の話を聞いて、心強く思った」「現地の方の実体験や、中学生の方のお話がとても心に響いた」「現地の方々の、現在の生の声が聞けて改めて風化を防ぐ事が必要と感じた」「復興どころか、将来の見通しも見えず生活の基盤を失ってしまった原発被災地の人々の事も、自分の事として考えていきたい」などなど、本当にたくさんのご意見・感想をいただきました。

 会場では、新地町の方々の手作りのコースターなども販売されました。「環境未来都市」としても選定されている新地町が復興してゆく姿を一つのモデルとして紹介し、東日本大震災から2年が経過した被災地の変化についても、多くの方に知っていただける機会になりました。

 8月3日~9日には「明大Week in 新地町」を実施いたします。昨年同様オープニング企画として、「第3回やるしかねぇべ祭り」では職員によるマジックショーやけん玉、バトントワリング等のパフォーマンスを行う予定です。その他の日程では学生によるボランティア活動、理工学部教員による理科教室の開催などの学習支援も行います。