Go Forward

広沢ゼミナール  文化とアイデンティティ—ドイツの「記憶の文化」を中心に—  

研究内容

 「文化」や「アイデンティティ」は,国や民族などの集団,あるいは個人が,みずからの過去をどう理解・解釈するか,という問題と切っても切り離せません。このゼミでは,1989年のベルリンの壁崩壊後,東西ドイツの統一という大変動を経験したドイツを研究対象とします。とりわけ,現代ドイツにおける「記憶(想起)の文化」という潮流に着目し,歴史・教育・芸術・文学などの多様な分野における「過去の記憶(想起)」のテーマを考察します。そこでは,第二次世界大戦の記憶をどのように保存し,伝承するかという問題が,政治や歴史だけでなく,文化や芸術の問題としても議論されていることが分かるでしょう。履修者はゼミ活動を通じて自分なりの個人研究テーマを見出し,4年次で卒業論文をまとめることが目標となりますが,記憶・文化・アイデンティティに関わることであれば,対象はドイツに限定されません。また,このゼミでは,博物館や美術館を訪問し,多様な文化への視野を広げる機会も持ちたいと考えています。

ゼミの進め方

≪2年次≫

春学期:図書や映像教材をもとに口頭発表やディスカッションを行います。広くドイツの社会や文化に関する理解を深めてゆきます。
秋学期:ドイツにおける「記憶の文化」に関連した図書に基づき,グループでのディスカッションを行い,共同でレポートを書くほか,参加者各自の個人研究発表を行います。

≪3年次≫

春学期:共通図書を用いた口頭発表とディスカッションを中心に活動します。
秋学期:夏休み中の個人研究をもとに,口頭発表,レポート執筆を行います。

≪4年次≫

春学期:これまでの個人研究をどのように発展させるか,ゼミにおける発表を通じて検討します。
秋学期:卒業論文の執筆を進めながら,随時,授業時に報告・発表を行います。