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石井ゼミナール  現代中国社会論

研究内容

 われわれの生活は,いまや中国なしには考えられないといっても過言ではありません。周りを見まわしても,中国産の工業製品,農産物,そして何よりも中国からの人々で溢れていることに気づくことでしょう。これまで中国は,日本にとってきわめて重要な海外生産,販売戦略の拠点となってきました。多くの日本企業が良質な労働力を求め,さらに新たな市場を開拓すべく,現地に工場や事務所をかまえています。日本と中国の双方にとって,お互いが重要な貿易相手国であり続けてきましたが、その基本構造は、今後とも大きく変わることはないでしょう。このように,物,人,資本の移動を契機にして、日中間の相互依存が大きく高まってきたものの,ここ数年は、領土などの政治問題を背景に、いったんは外交上の対立モードが強まりました。現在、「一帯一路」構想に向けてようやく日中関係は正常化へ向かい始めていますが、こうした時代にこそ、お互いのさらなる相互理解,相互協力が必要不可欠になっているといえます。
本ゼミでは,そうした中国を理解する上での社会科学的なものの見方を学んでいきます。たしかに,巷には中国に関する情報が溢れていますが,ここで最も大切なのは,それをどのような視点で,どのように扱うかということでしょう。そのための知的作業に,時間をかけて,じっくりと取り組んでいきます。

ゼミの進め方

≪2年次≫

 共通のテキストや新聞,雑誌記事,報道番組のビデオなどを素材にして,いま中国で起きているさまざまな事象を,歴史,政治・経済,社会,文化のそれぞれの面から構造的に分析,理解します。(希望に応じて,夏には,合宿を実施予定。ちなみに、2016年度は上海へいきました。)

≪3年次≫

 各人がそれぞれの問題関心を深めていく中で,自分なりの研究課題を発見し,解決への糸口を模索する方向で自ら研究を進め,研究テーマを掘り下げていきます。

≪4年次≫

 これまで進めてきた研究に基づき,最終的に各人の論文として纏め上げることを目指します。テーマの選定に当たっては,もう一つの所属商学専門演習ゼミでの研究課題との連携を歓迎します。