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髙遠ゼミナール  生きる支えとしての藝術

研究内容

 皆さんは藝術をどう生きているだろうか。藝術はファッションではなく、各自が自分の生を十全に生きるためにある。流行とも関係がない。それはつねに人間の普遍性への眼差しに支えられている。それゆえ、十七世紀のフランドル絵画に感動することもあれば、百年前に作られた映画に心打たれることもある。「藝術」は、「実用」とはかけ離れたものであり、即効性のある薬でもない。だが、藝術の放つ光に鈍感な人間は想像力も知性も乏しく、人としての優しさや誠実さとも遠い人生を余儀なくされることだろう。いま、ではなく、十年後、二十年後の皆さんの人生をより豊かにするために、さまざまな藝術を「経験」する、というのがこのゼミの目的である。主役は皆さん自身である。私ではない。

ゼミの進め方

≪2年次≫

春学期は藝術の諸分野について考えてゆき,基本的な全体学習を行う。
秋学期は基本的な全体学習に加えて,各自が自分の藝術観を再構築することを目指す。
それを前提としつつ、一年目はとくに映画について考えて行きたい。
合宿はしない。

≪3年次≫

春学期は藝術の知見を広げることに傾注する。
秋学期も引き続き、さまざまな藝術に触れる機会を作ってゆく。
二年目はとくに音楽と絵画について考えたい。
合宿は行わない。

≪4年次≫

春学期は具体的なテーマを対象として、各自が発表するとともに、文章で表現する訓練をする。
秋学期は卒業論文の作成と指導をするが、同時に、学生には継続して藝術観を深めていってもらいたいと思っている。文学について多く考えることになるだろう。
合宿は行わない。