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鳥居ゼミナール アジア地域の理解を目指して-社会の固有性と政治経済-

研究内容

 本ゼミナールの目的は,中国などの東アジア及びマレーシア,インドネシア,タイ、ベトナムなど東南アジアを主な対象とし,「アジア地域を研究・理解=地域研究」することです。これら地域の人や社会が有する歴史経験,社会構造や文化など固有性を理解し,その上で現在の政治経済の仕組みの研究や理解を目標とします。今日,日本はこれらの諸国と深い,また新しい結びつきを持っています。かつては石油や木材などの原材料供給国であった時代から,大きく変貌を遂げ,東南アジアや中国は「世界の工場」であると同時に急速に「消費市場」化しています。また,モノの繋がりだけではなく,近年では多くの留学生や観光客までにわたるヒトの繋がりも太く,強くなりました。
こうした日本社会と深い関わりを持つアジア諸国の社会構造,さらには経済発展をどのように理解すればよいのでしょうか。アジア諸国は近年相互に深く結びつき始めているので,アジアを包括的に捉える試みが必要になってきました。本ゼミナールでは,「アジア諸国側から」社会の特徴を理解し,その上で各国の経済発展やそれぞれの国が直面する課題などを考察していきます。対象は経済に限定していません。宗教や言語などの文化や歴史、選挙など政治に関心がある人も歓迎します。
また,アジア研究の他に各年次に研究に必要な基礎力と応用力をつけることも目標とします。

ゼミの進め方

≪2年次≫目標:知る・親しむ・調べる

 新聞のクリッピング作成をはじめ,テレビ,映画など映像資料の利用を通じて,アジア諸国に関する「情報のアンテナ」をはり,関心を広げることが目的です。こうした研究テーマ探しとともに,アジア理解の基礎固めを行います。また研究報告の際に,大学生として必要な「調べる」「分析する」力をつけてもらいます。休暇中に1泊2日程度で「スタディー・ツアー」(アジア関係の施設見学の他,企業や工場見学)などを行います。

≪3年次≫目標:考える・整理する・分析する

 各自で研究テーマ設定を行い,研究レポートの作成を目指します。知る・調べるから「考える」「議論する」という力をつけます。また夏期休暇中には,製造業企業,サービス産業などアジアに関係する企業訪問(スタディー・ツアー)を行い,実際に日本経済との関わりについても理解を深めたいと思います。

≪4年次≫目標:深く考える・仮説を立てる・論じる

 研究レポートを踏まえて,調べた事実を基礎に「仮説を立て,論証する」段階を経て,卒業論文を執筆してもらいます。
 ※スタディー・ツアーについては,旅程によりますが,各回2~3万円程度の費用を必要とします。