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奈良ゼミナール  企業評価論ーその企業、いくらで買いますか?-

研究内容

 「我々はあなたのお父さんの会社を買収しようと考えている。さて,あなたのお父さんの会社はいくらですか?」—こう質問されたら,何と答えますか?
企業評価とは,企業の価値を『XX円です』と定量的に算出することをいいます。そして企業価値を求める手法を体系的にまとめたものが企業評価論です。企業評価論は,財務分析や経営分析をベースにファイナンス理論を取り込みながら米国で発展してきた比較的新しい学問で,企業価値向上への関心の高まり,企業買収の増加などにより日本でも近年注目を集めています。
企業評価では,企業を評価するためのモデルがあるため,これらのモデルに財務数値を投入すれば企業価値が計算できます。しかし,多くのモデルでは既に発表された財務数値だけでなく“将来の見通し”に関する情報が必要となり,その情報は自分で予想しなければなりません。そのため,単に評価の枠組みを学ぶだけではなく,企業が所属する業界の動向や企業の戦略,競合・海外企業の動向など様々な分析が必要となります。
そこで,本ゼミでは会計・ファイナンス分野の勉強に興味を持つ学生を主な対象に,企業評価の基本的な考え方やその手法を学ぶとともに,実際の企業について調査・分析・評価を行っていきます。ゼミでやることは,財務数値の分析とその予想がベースとなりますが,それにとどまらず企業の戦略や事業の分析,株式市場や企業の所属する業界の調査なども重視しています。企業や株式市場に興味がある学生の皆さん,自分がいつも利用している企業やその株式はいくらの価値があるのか,一緒に分析してみませんか??

ゼミの進め方

≪2年次≫

 輪読により企業評価に必要な知識(財務諸表の読み方,基本的な企業評価の方法など)を学びます。また,各自,興味のある企業を1社選び,1年かけて調査・分析・評価を行います。履修人数にもよりますが,できる限り工場見学など実際の現場を見ることも重視しています。合宿は行いません。

≪3年次≫

 様々な企業を分析することで実践する力を強化します。3年次は2年次で調査した企業に加え,同業他社および業界の調査を行います。合宿は行いません。

≪4年次≫

2,3年次で調査した業界およびその業界に所属する複数の企業について,調査・分析・評価・比較を行い卒業論文としてまとめます。必要があれば,海外企業も分析の対象とします。合宿は行いません。