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ゲストスピーカーによる特別授業(7月14日実施)

実施日:2015年7月14日(火)
実施場所:駿河台キャンパス 1031教室
科目名:広告論
ゲストスピーカー:端 義幸(パナソニック(株) コンシュマー・マーケティング・ジャパン本部 コミュニケーション・グループ プランニング・チーム チームリーダー)

実施内容:
 ゲスト講師による本講義においては、1950年代から現代に至るまで、松下電器時代のいわゆるナショナル・ブランドからパナソニック・ブランドとしての種々の家電製品に関して、テレビCMや新聞・雑誌広告、あるいは折込みチラシ広告などの豊富な事例に基づきながら、パワーポイントを用いて、CM動画なども交えて、まさに日本人の平均的なライフスタイルの変遷が家電商品の発展とともに形成されてきた事実が分かりやすく解説された。
 現代の学生にとっては自らのライフスタイルそのものが、祖父母や親の時代からの生活目標の実現と家電製品の果たした役割の連鎖の中で培われてきたことを十分に理解できたようで、それは居眠りしたり私語を交わしたりスマホを操作したりする学生がまったく皆無であったことからも窺えた。
 講義後の質疑も学生だけでなく、授業に参加されておられる多くの企業の方々の中からも頂戴し、活発なやり取りが行われた。そして何よりも、授業で展開してきた広告理論の現実的な妥当性が理解してもらえたところにこそ、今回のゲスト講義の大きな成果があったのではないかと思われる。
                                                       
                                                          大友 純(科目担当教員)