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【リバティアカデミー】 「元素誕生物語—新元素ニホニウムへの道」を開催

2017年10月31日
明治大学 社会連携事務室

小川氏がわかりやすく解説した小川氏がわかりやすく解説した

リバティアカデミーと地域産学連携研究センターは10月28日、オープン講座「元素誕生物語—新元素ニホニウムへの道」を生田キャンパス・地域産学連携研究センターで開催した。講師に千葉大学名誉教授で理化学研究所仁科センター客員主管研究員の小川建吾氏を招き、地域住民ら約70人が熱心に耳を傾けた。

講座の前半で小川氏は、配付した周期表を用いて元素の概略を説明した上で、「元素の誕生は原子核がどのようにして作られたかに関わっている」と、今から138億年前のビッグバン直後の“宇宙最初の3分間”に起こったことや、その後長い年月をかけて宇宙空間でウラン(原子番号92)までの元素が生まれた過程について解説。また、我々の体をつくるさまざまな元素も「もとは遠い宇宙で作られたもの。私たちのルーツは宇宙のかなたにある」と、つながりの神秘さを表現した。

後半は、「人類の元素への挑戦」と題して、画家ブリューゲルの作品『錬金術師』を見せながら、昔から人類の元素への挑戦があったことを紹介。そして現代の科学者がウランより重い元素を合成してきた数々の試みを、予期しなかった結果などを含めて解説した。新元素「ニホニウム(原子番号113)」については、「日本の研究者が見つけた元素が周期表に載ったことは素晴らしい快挙。科学を目指そうとする子どもたちにも大いに刺激となる」とその功績をたたえた。

最後は、現代における元素合成の第一人者オガネシアン教授の言葉を引用しながら、「元素への挑戦は、未知なるものを求める航海のようなもの。まだ物語は続く」と締めくくった。


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ニホニウム
理化学研究所・仁科センターの森田浩介氏を中心とする実験グループが原子核を高速で走らせる加速器を使い、亜鉛(30)とビスマス(83)を衝突させ原子番号113番元素の合成に成功。2016年11月、国際機関(IUPACとIUPAP)が名称として「ニホニウム」(記号はNh)を正式決定した。

 

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