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万能型強度評価試験装置

万能型強度評価試験装置全景 引張供試体装着時 破壊した試験片写真 CFRPの層間破壊試験 エネルギ吸収計測試験中のCFRP供試体

万能型強度評価試験装置
 本試験装置は、万能型強度評価試験装置と呼ばれている構造材料の強度や剛性を計測するために用いる装置です。航空構造材料研究室では主に航空機構造等に適用されている炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の強度特性や構造要素の強度剛性を計測するために用いています。特に、高強度CFRP試験片や構造要素供試体については、高荷重を負荷することが必要になるため、300kN(30トン)までの力を引張及び圧縮荷重として試験片や供試体に負荷できる装置となっています。また、長い試験片にも対応できるよう、試験機高さを延長し、くさび間(試験片長さ)を約1300㎜まで取ることが可能です。精度の良い測定を行いたい場合は、50kN(5トン)のロードセルが同装置に装着できるようになっており、高精度荷重計測にも対応できます。
 
 本試験装置に試験規格で定められている治具等を装着して試験をすることによって、標準的な試験計測ができることはもちろんのこと、実部品の強度評価や材料製造条件を変化させた場合の強度評価等、様々な強度評価に利用することができます。
理工学部