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立型フライス盤

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 立型フライス盤は切削工具が垂直軸中心に回転しながら加工物を切削する工作機械で,端面削りや型彫りなど様々な加工ができます。このフライス盤は全幅1,015mm,奥行1,250mmそして全高1,340mmと小型で,いわゆる卓上型とよばれる工作機械です。一般に卓上型にはホビー用を目的としたやや華奢な構造で加工精度があまり良くない機械も見受けられますが,この卓上型フライス盤は頑丈で実用的な精度を持っています。

 加工物を載せたテーブルを動かす主軸移動距離は110mmであり,小型であるため産業用の一般的なフライス盤に比較するとかなり小さな部品しか切削できませんが,研究用のちょっとした部品などを試作してみるのに最適です。テーブルの自動送り装置はついていますが基本的には手動操作で加工作業を行うことになります。従って煩雑な手続きが不要なため直ちに機械操作に慣れることができ,初めてフライス盤を使う者でもこの機械を使いこなせるでしょう。
理工学部