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理工学部

【理工学部 応用化学科】精密有機反応制御研究室(土本晃久専任教授主宰)から発表された論文が国際学術雑誌Org. Chem. Front. 2021年第12版の表紙絵を飾ることが決まりました

2021年06月16日
明治大学 理工学部事務室

精密有機反応制御研究室(土本晃久専任教授主宰)から発表された論文が,国際学術雑誌Organic Chemistry Frontiers(impact factor=5.155)の2021年第12版の表紙絵を飾ることが決まりました。同研究室の研究が国際学術雑誌の表紙絵を飾るのは,3年続けての快挙となります。
 
研究内容と説明:精密有機反応制御研究室では,2000年からの長年にわたって,インジウムのルイス酸触媒を用いる新規反応開発を継続しておこなっています。今回、インドール環,炭素7員環,芳香族複素環が連続して縮環する,複雑な四環性,五環性,六環性化合物を,一つの反応容器内で二つの炭素-炭素結合を一挙に構築する方法論により,簡便に合成できることを明らかにしました。この種の化合物は,生物活性を示したり,発光性電子材料としての機能を発現したりしますが,これまで,多種多様な骨格合成が可能な,使い勝手の良い合成手法がありませんでした。これを実現,可能にしたのが、本研究成果となります。注目すべきは,二種類の添加剤を使い分けると,不飽和度が異なる二種類の化合物を,完全な選択性で作り分けできることにあります。今回の表紙絵では,この作り分けの世界を,”深海明治” を題材に,グラフィックによりイメージ化しました。専門的にはなりますが,二種類の添加剤は,1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントインとオクチルシラン(C8H17SiH3)になります。グラフィック内では,深海明治が右アームに前者を左アームに後者を持ち,クラゲとしてイメージした二種類の生成物をそれぞれ選択的に捕獲している状況が画像化されています。
 
表紙絵と当該論文の掲載号: Organic Chemistry Frontiers 21 June 2021,Issue12
土本研ホームページ: http://www.isc.meiji.ac.jp/~tsuchi/
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