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ユビキタス教育について

ユビキタス教育について

ユビキタス教育とは

  ユビキタスとは


21世紀は「知識基盤社会の時代」と位置付けられています。大学の学部・大学院教育には、「新たな知の創造・継承・活用」に応える「教育機能の充実」だけでなく、「幅広い教養を身に付け、時代の変化に合わせて積極的に社会を支え、あるいは社会を改善していく資質を有する人材=『21世紀型市民』を多数育成していく」ことが求められています。 このような知識基盤社会の到来に向けて、「誰もがどこでも学べる高等教育=『ユニバーサル・アクセス』の実現」に向けて「競争的環境の中での各高等教育機関の個性・特色」を一層明確化することが必要であるという考えから、本学のユニバーサル・アクセスの飛躍的拡大を目指して、ユビキタス教育を推進しています。

明治大学ユビキタスカレッジ構想への展開

具体的な取り組みとしては
● 多様な学習に対して多様な高品位の学習教育環境を創造し提供すること
● 継続的な教育改革・教育改善を行っていくこと であり、これを実現するために、明治大学では、さまざまな学内外の機構と連携し、eラーニングを活用した新しい教育方法を積極的に取り入れます。

学内の組織体制の整備

eラーニングとは

eラーニングは、パソコンやインターネットなどのIT技術を活用した新しい教育システムです。 
eラーニングでは、ユビキタスな学習を支援するために、インターネットを利用して学習者が教員や運営スタッフに質問したり、適切な助言を受けたりする仕組みが用意されています。
科目の性質や特徴を踏まえて、システムの特性を活用した教材を作成し、正しい運営を行うことで、学習者自らが主体的・意欲的に学習に参加することができ、大きな教育効果、学習効果を得ることが期待できます。

eラーニング活用の主なメリットとしては以下の四つが挙げられます。

どこからでも学習できる
パソコンでインターネットに接続し、校外や自宅など、どこからでも講義を受け、学習することができます。

いつでも学習できる
いつでも都合が良いときに、学習することができるので、自分のペースで学べます。

くり返し学習できる
よく理解できなかった個所など、理解できるまで何度でも繰り返し学習し直すことができます。

学習進捗が一元管理される
学習の進捗やテスト結果などをシステムが個別に記録しているので、自らの学習を振り返って把握することができ、効果的に学習を進めることができます。

明治大学では、学生や教員が負担を感じることなく、eラーニングを授業に活用して大きな学習効果を得られるように、eラーニングの専門家チームによる教材作成と学習支援体制を組織しました。

高等教育における構造の問題とeラーニング特有の問題を踏まえて、教える側と学ぶ側の双方の視点から運営体制を確立し、「インストラクショナルデザインに基づく授業設計」と「万全なサポート体制」に重点を置いて取り組んでいます。 

「インストラクショナルデザインに基づく授業設計」と「万全なサポート体制」

インストラクショナルデザインに基づく授業方針

 インストラクショナルデザインとは、授業の質を高めるために、一つの科目の授業を設計する際に、個々の学習項目を分析的・システム的にアプローチして設計しようという考え方です。分析、設計、開発、実施、評価の各プロセスを通じて、効果的で魅力的な授業の開発を目指します。

eラーニングでは、教員は学習者の反応を見ながら授業内容を調整していくことはできません。そこで用いられる教材は、さまざまな学習者のニーズを踏まえて、効果的に機能するように設計されている必要があります。
そのために、明治大学では、インストラクショナルデザインに基づく授業設計と教材開発に取り組んでいます。
「入口、出口、授業内容の明確化」、「インタラクティブ性の確保」を念頭に置いて授業の構成を検討し、一つの科目すべてをeラーニング化するばかりではなく、スクーリング(対面授業)や討議も適切に活用しながら、その科目の性質や特徴に応じた効果的な授業設計を行っています。

eラーニングを活用した授業を設計することで、結果として、今まで対面授業で実施していた科目についても授業設計を見直すことになり、教員のFD(ファカルティ・ディベロップメント。大学教員の資質向上のための活動)にも貢献しています

学習のサポート

  学生や教員が負担を感じることなく利用できるように、それぞれの窓口を置いて、ワンストップサービスを実現しています。
明治大学では、学生や教員が負担を感じることなく、eラーニングを授業に活用して大きな学習効果を得られるように、eラーニングの専門家チームによる教材作成と学習支援体制を組織しました。
学生の側からの質問はすべて「ラーニングコンシェルジュ」が、教員の要請はすべて「リエゾン」が窓口となり、それぞれにワンストップのサービスを提供します。

教 員
教員(科目担当教員)は科目領域の専門家であり、実際に授業を行う先生です。
担当する科目について授業内容の設計を行い、作成されたeラーニング教材を活用して授業を行います。授業では、学生からの質問に答えたり、討議に参加するなど、学生との間で双方向的なかかわりを持ち、学習を導きます。

ラーニングコンシェルジュ
ラーニングコンシェルジュは、学生からのワンストップサービスの窓口です。
学生は、システムの使い方から授業の内容まで、わからないことは何でも質問することができます。また、ラーニングコンシェルジュから、学習の進捗状況を学生に通知したり、進みが遅れている学生に対して催促や呼びかけを行ったりもします。

チュータ
チュータは、教員が作成した教材を見やすく整形したり、小テストや課題の内容を確認したりして、学習を支援します。また、学生に対する小テストや課題提出の評価を通知したり、授業の内容に関する質問への回答を行うこともあります。

メンタ
メンタは、学生の学習をスムーズに進めるための相談役です。おもに、履修相談、進路相談、就職相談などに関する質問について回答します。また、学習の進捗状況を学生に通知したり、学習の進捗を促すために催促や呼びかけを行ったりすることもあります。 

それぞれにワンストップのサービスを提供

リエゾン
リエゾンは、科目担当教員に対するコーディネータ役です。教員とeラーニング教材作成の専門家たちとの橋渡し役となって、インストラクショナルデザイナと連携して教材作成をスムーズに進める役割を担います。担当教員の指示を受けて、公衆送信に係る著作権や肖像権の許諾が必要かどうかの判断等も行います。

インストラクショナルデザイナ
インストラクショナルデザイナは、eラーニング教材作成の専門家です。教員が作成したシラバスや教材資料をもとに、インストラクショナル・デザインの考え方に沿って教材コンテンツの細部の設計を行い、リエゾンと連携して教材コンテンツ作成の監督役を務めます。

コンテンツスペシャリスト
コンテンツスペシャリストは、教材コンテンツ作成の専門家です。インストラクショナルデザイナの設計と指示に従って、必要なコンテンツを作成し、eラーニングシステムに登録可能な形式に編集します。

ラーニングシステムプロデューサ
ラーニングシステムプロデューサは、メディア授業のシステム運営全般に関する責任者です。システムの運営から教材コンテンツの作成まで、専門家チームのまとめ役として全体を統括します。

このように、専門家チームによる教材作成および学習支援体制を確立し、学びの促進とともに教科教員にかかる負荷の軽減を図っています。
また、定期的な評価・見直しを通して、教育効果を維持させるとともに、教育改革を継続的に行う体制構築を目指しています。 

開設科目