中世イタリア社会において生み出された簿記システムは,世界各地へ伝播し,各地域の社会環境の特徴を反映しながら発達してきました。また,企業の経済活動および資金調達規模が拡大し,企業は利害関係者に対して会計報告を行うことが必要となりました。会計報告は,各地域の法律に取り込まれ,制度(会計制度)として確立するに至り,また,これを支える会計理論が研究されています。
本ゼミでは,簿記システム,会計理論およびこれらの歴史研究を行います。歴史的な考察を行うことは,現代会計学の理解を深めるうえでとても重要です。
ゼミの研究テーマ: 簿記システムおよび会計理論の歴史研究