2.全学のビジョン

 2020年に果たすべき役割を踏まえ、明治大学は、教育、研究、社会連携、国際連携、学生生活支援、大学の社会的責任の各領域において、以下のようなビジョンを実現していきます。これらは、駿河台、和泉、生田、中野の各キャンパスの特色を活かしつつ、それぞれを連携し有機的に実現すべきものであり、各キャンパスのグランドデザインに展開されます。
 なお、現在「スポーツパーク(仮称)」構想において新キャンパス展開に向けた検討が進められています。各キャンパスのグランドデザインにあわせて、第5のキャンパスのグランドデザインを策定します。
 

(1) 教育

 建学の精神に基づき「強い『個』を育成する」を教育の役割として、以下に掲げる事項を実践することにより、国際的に通用する多彩な個性と、自由と自治の精神を有する人材を養成し、多様な国籍の学生が交流する、世界に誇る教育力のある大学となります。
  1. 研究力に裏付けられた専門教育を提供します。
  2. 全学的な教養教育基盤の整備による初年次教育、教養教育を提供します。
  3. ICT(Information and Communication Technology)の活用により、いつでもどこでも学べるユビキタス教育を提供します。
  4. フィールドスタディ、問題解決型教育等の実践型教育、少人数教育によりに強い「個」を育てていきます。
  5. 地域、文化、世代、障がいを超えた多様な人々が学びあう教育環境を提供します。
  6. 学際的、社会的課題に対応できる人材を輩出します。
  7. 次代の学界を担う世界で通用する研究者を養成します。
  8. 生涯教育の機会を提供し、高度専門職業人を養成します。

(2) 研究

 大学にとって研究力はもっとも重要な知的資本です。建学の精神に基づき「強い『個』とその連携により知を創造する」を研究の役割として、以下に掲げる事項を実践することにより、世界に通用する研究力に秀でた大学となります。
  1. グローバルCOEプログラムに採択された「現象数理学の形成と発展」に加え、人文科学、社会科学においても世界レベルの先端的研究拠点を形成します。
  2. 個々の研究領域において国内トップクラスの研究成果を創造し続け、その研究成果を国内外に発信します。
  3. 科学研究費補助金等の学外研究資金獲得に関して国内私立大学のトップクラスとなります。
  4. 社会的課題や産業界のニーズに対応するための学際研究、政策研究を推進するとともに、それらの果実の社会還元を図ります。
  5. 世界レベルの研究者養成に向けて若手研究者に対する研究支援を強化します。

(3) 社会連携

 社会連携は、教育・研究に加えて大学が果たすべき中核的な役割となっています。研究の成果を社会に還元し、地域社会・産業・行政との連携の中で、以下に掲げる事項を実践することにより、社会的な課題を解決していくとともに、地域を越えた幅広い年齢層の人々が学びあう場を提供します。
  1. 主要キャンパス等において生涯学習の機会を提供します。
  2. 自治体、企業に対する人材育成等のサービスを提供します。
  3. 地域社会、産業、行政との連携により社会的課題に対応するプロジェクトを推進します。

(4) 国際連携

 グローバル化する社会・経済の中で、求められる知の創造の推進、及び人材の育成のためには、国際連携は不可欠です。そこで、明治大学は、以下に掲げる事項を実践することにより、グローバルコモンとしての位置づけを確立した大学になり、以下の役割を果たします。
  1. 国際的な「知識基盤社会」の発展に貢献します。
  2. 途上国・新興国の留学生受入れを通じ、国際社会に貢献します。
  3. 海外への学生の送り出しを支援します。
  4. 日本からの「知」の発信力を強めます。
  5. 国際社会で活躍する人材を輩出します。
  6. グローバルコモンとして、国や文化が異なる人々が学びあい、知を創造するための場とサポート機能を提供します。

(5) 学生生活支援

 大学にとって、人材育成の主対象である学生によりよい環境を提供することは極めて重要です。明治大学は、都心型大学として駿河台、和泉、生田、中野にキャンパスを有しています。各キャンパスの特色を活かしながら、快適な学生生活を過ごせるようなアメニティに優れたキャンパス環境にします。また、キャンパス以外でもいつでもどこでも学び、交流できる環境として、ユビキタスキャンパス機能を提供します。さらに、それらのキャンパス環境を基盤にして、以下の事項を実践することにより、さまざまな支援機能、プログラムにより充実した学生生活を送れるようにします。
  1. 実習科目、ゼミ活動、スポーツ・文化活動等、さまざまな用途に利用できる「活動と自己表現のための場」を提供します。
  2. 快適なキャンパスライフを送るための「交流と憩いのための場」を提供します。
  3. いつでもどこでも必要な情報にアクセスでき、学び、交流できるユビキタスキャンパス機能を提供します。
  4. バリアフリーに配慮したキャンパスにします。
  5. 相談などの支援機能、学生参加型プログラムの提供により学生生活を支援します。
  6. スポーツ・文化など正課外の領域においても「『個』を強くする」活動を支援します。

(6) 大学の社会的責任

 秩序ある社会を維持していくために、各主体がよりよい役割を果たしていくことが求められています。明治大学もその主体の一つとして、以下に掲げる事項を実践することにより、大学が果たすべき社会的責任における諸問題について、積極的に取り組みます。
  1. 教育・研究・社会連携という大学の中核機能を高度化することにより社会と地域の発展に寄与します。
  2. 大学の経営・運営において法令及び社会規範を遵守します。
  3. 大学の経営・運営において適切な情報公開とコミュニケーションを図ります。
  4. 人権、男女共同参画、環境保全に配慮した大学の経営・運営を行います。
  5. 人権、男女共同参画、環境保全、文化の発信、スポーツ振興、平和教育に関連した社会貢献活動を推進し、支援します。

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