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明治大学商学部は1904年に創設され、爾来、100年間にわたり、本学部は商学教育のパイオニアとして、教育・研究に弛まない努力を傾注するとともに、有為かつ多彩な人材として、11万余名の卒業生を社会に送り出してきました。さまざまな分野における卒業生諸氏の活躍により、本学部は今日、「商科の明治」、「明治の商科」という高い評価を戴くに至っております。
私たちはこの100年の伝統と成果、そして社会的評価に溺れることなく、101年目に当たる今年、次なる新世紀に向けて新たな教育改革を実行します。この教育改革は2006年度から順次適用され、『Project 101(ワン・オー・ワン) 知の融合と創生』と総称します。
『Project 101』は、文字通り101年目に実施されること、そして今後、教育改革プロジェクトを持続的に展開するための第一歩と位置づけられていることに基づきます。 |
『知の融合と創生』は、以下の各改革に通底する共通テーマを意味します。 |
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幅広くかつ深い教養を備えた専門職業人の育成を目指します! |
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新しい経済構造の変化に応えます! |
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国際人の養成を目指します! |
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学部の国際化を推進します! |
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教育効果の向上と多様な展開のための条件整備を図ります! |
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『Project 101』は、本学部における教育改革の嚆矢としての役割を果たすものであり、これまでに展開された一連の教育・研究活動に基礎づけられています。
本学部が申請し採択された事例を挙げれば、「先端的グローバル・ビジネスとIT マネジメント−Global e-SCM に関する研究」(2002 年、文部科学省・学術フロンティア推進事業に選定、現在も継続中)、また、「広域連携支援プログラム−千代田区=首都圏ECM(Education Chain Management)−」(2005 年8月、文部科学省・現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)採択)などがあります。
このように本学部では大型研究の推進のみならず、広域地域連携においても積極的な取り組みを行っております。とりわけ、今回の現代GP 採択においては、地域の教育力と本学部の教育力との融合がこれまでにない学生教育の効果を発揮している点を実績として高く評価戴きました。
こうした展開の成果を踏まえながら、『Project 101』は、受験生、在学生、およびご父母の声、そして社会の声を絶えず、鋭敏にとらえつつ、わが国の商学教育・研究の先端学部(LSC : Leading School of Commerce)を目指して参ります。 |