復興に向け『前へ』　支援の輪を『世界へ』

　我が国に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から1年を迎えるのに合わせて、大学としての復興支援メッセージ“復興に向け『前へ』　支援の輪を『世界へ』”を記した懸垂幕を2月末から駿河台キャンパスに掲げています。

　発生から1年が過ぎた今もなお、被災地には震災の爪痕が色濃く残り、被災された方々も不安で不自由な避難生活をいまだ余儀なくされています。「復興」への道程は、まだまだ険しいのが現状です。

　明治大学でも震災発生以降、被災した学生や受験生への特別措置はもちろん、学生のボランティア派遣▽「浦安ボランティア拠点」や「東北再生支援プラットフォーム」の設置▽被災地自治体との復興協定締結▽各種復興支援イベントの開催—など、高等教育・研究機関として、様々な活動を行ってきました。

　メッセージの中の『前へ』は、明大ラグビー部の礎を築いた故・北島忠治元監督の言葉で、『世界へ』は、明治大学創立130周年のスローガンより引用しました。このメッセージには、大学としてさらなる復興支援活動を継続していく強い意思だけではなく、この震災を決して風化させない、という思いも込められています。



　最後に、先の震災でお亡くなりになられた方々に改めて哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様が一日も早く、日常の生活を取り戻せる事を心より祈念申し上げます。