第1部は「地域・産学連携による自主・自立型実践教育」が平成20年度質の高い教育推進プログラム【教育GP】に採択された記念シンポジウムが行われました。まず、伊藤副学長・福宮商学部長による挨拶、次に横井教授による採択までの経緯説明、そして、この取組の事業推進責任者・福田康典准教授によって取組の概要が説明されました。
福田准教授はお話の最後に、
商学部はこれまで実学に力を入れてきており、本取組は講義やゼミで習った理論を実践で試す実験場としての役割が大きなスタンスである、とまとめられました。
第1部の最後は、すでに始まっているプロジェクトの学生による成果報告でした。成果報告の概要は以下のとおりです。
●学生による成果報告 概要
○新商品開発プロジェクト -企画・提案から販売まで- (小川ゼミ)
このプロジェクトでは、学生が企業に対する戦略提案を行なっている。
今回はクライアントとして「洋菓子のヒロタ」をむかえ、「カンパイシュー」という新商品を企画・提案して実際に販売した。
今回のプロジェクトでは、「新規顧客の獲得」「ブランド認知の向上」によって新商品の売上高1,000万円を実現することを目標とした。
まず、実地での現状調査と店舗アンケートから現状分析を行い、新商品のターゲットを20-30代のビジネスパーソンとし、コンセプトを「大人でおしゃれなみんなのシュークリーム」として「カンパイシュー」を提案し、販売戦術を練った。
その結果に期待される効果は「多くの世代に愛される洋菓子店」に成長する、ということである。
○模擬ベンチャー体験「北海道産直ネットショップの経営」 (水野ゼミ)
このプロジェクトでは、学生が模擬ベンチャー企業を立ち上げ、その経営を行なっている。
今回のいきさつは、北海道浦幌町の明大OBから「十勝の産物を売ってほしい」との依頼があり、それを自分たちの模擬ベンチャーで請け負うことになった、というものである。
十勝の食料自給率は1100%もあり、それに比較して、国内食料自給率はカロリーベースで40%、このこととあわせ、最近の「食の安心・安全」の面からも国産である十勝の産物を売ることに意義がある、と考えた。
現在、明治大学内のイベントや、出張販売も行ないつつ、ネットショップ経営を継続している。
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