明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
明治大学現代GPニュース 第4号 平成18年3月1日

PDFPDF版
大友純運営委員(プロジェクト4,5責任者) 挨拶
 お待たせしました。いよいよカレープロジェクトが始動します。募集のポスターが学部掲示板に張り出されました。3月15日が申し込み締切日で、4月中旬にガイダンスを行う予定です。カレーライスは性別、年齢、地域の違いに関係なく、みんなが大好きで、しかも誰もが一家言を持っている料理ではないでしょうか。このカレーやカレー店を主人公にした面白い地域活性化のシナリオを待っています。よろしくお願い致します。

プロジェクト5 食文化が結ぶ地域連携2)(担当:商学部教授 大友純)
 カレープロジェクト募集が始まりました!

【 参加者・協力者 】シェフ
商学部現代GPプロジェクト「食文化が結ぶ地域連携2」(以下カレープロジェクトと表記)では、このテーマに参加し、所定の研究成果をまとめることに関心のある学生グループを募集しています。これは、「カレー屋」という街の食文化を題材として地域間の連携を念頭においた地域活性化案を作成してもらうものです。そしてその研究成果は10月に開催される明治大学ホームカミングデーの一つのイベントとしてリバティ・アカデミー主催で行われる「カレーフェア」において発表して頂きます。詳細は商学部HP参照してください。
(http://www.meiji.ac.jp/shogaku/ecm/index.html) 意欲のある学生の応募をお待ちしています!


プロジェクト2 「IT機器を活用しての広域的コミュニティ作り(後編)」(担当:商学部教授 横井勝彦)

【 日時・場所・内容 】
 1月10〜20日 商学研究所 ライブ放送を実施しました。(22日は接続不良によりテレビ電話での実施。
 1月10〜20日 商学研究所 学部ゼミ生と千代田区在住の参加者とでテレビ電話を実施しました。
 1月19日   商学研究所 石川雅己千代田区長がテレビ電話に応答くださいました。
 2月 2日   千代田区高齢者センター 明治大学教員、学生、東芝、AFT、参加者の皆さんと懇談会を実施。

ライブ放送内容  
10日(火) 「明大グリークラブ定期演奏会の紹介」(明治大学 グリークラブ)
ふるさと、君といつまでも、紫紺の歌等グリーメン5名がその美声を披露しました。
11日(水) 

「嬬恋村の紹介」(嬬恋村役場ゲスト)
役場職員の方が嬬恋村から車で4時間もかけて明治大学に来てくれました。

12日(木) 「明治大学商学部3年生による研究報告会」(商学部横井ゼミ)
学生がそれぞれ自己紹介を交えての勉強、生活について語りました。
13日(金) 「神奈川県三浦市の紹介」(三浦市役所ゲスト)
三浦大根、マグロ、クイズを交えながら三浦の魅力を紹介しました。
16日(月) 「元気な商店街!突撃リポート!」(経営学部学生)
学生がビデオカメラを手に谷中商店街の皆さんに突撃インタビューをしました。
18日(水) 「学生によるコンビニ弁当食べ比べ」(商学部横井ゼミ)
たくさんのお弁当の中から選ばれたのはセブンイレブンでした。
19日(木) 「箱根駅伝報告会」(明治大学競争部)
箱根駅伝を走り抜けた、明大選手たちへインタビューでした。
20日(金) 「明治大学100周年/ごあいさつ」(明治大学一同)
今回プログラムについて関係者より感想と、協力者の方々へ感謝のご挨拶がありました。

【 参加者・協力者 】
横井ゼミ3,4年生
村田ゼミ3,4年生
千田ゼミ3,4年生
経営学部4年生

   テレビ電話 テレビ電話

【 参加者の感想 】 このような機会を大学に与えていただいたことに感謝しています。普段高齢者の方々と接する機会はほとんどなく、どのような生活を送っているのか全く知りませんでした。実際お話してみると、習い事や仕事をしながら元気に過ごされている方がとても多く、これからの超高齢化社会を前に、学生はこのような事実をしっかり体感すべきだと感じました。私は今年度で卒業ですので、来年度以降よりよいプロジェクトになることを祈っています。(商学部4年 道川一輝)



【 横井教授の感想 】 私の説明不足もあって、当初、このプロジェクトの主旨を学生諸君はあまり理解していなかったように思う。計画段階から参加してくれた学生にしても、なんとなく先行き不安な様子であった。実際に、冬休みを挟んで前後それぞれ1週間の電話応対体制と毎日のライブ放送の企画・準備は、かなり大変であった。しかし、参加学生は2週間にわたって、きわめて誠実に対応してくれた。朝から夕方まで、クリスマス・イヴの夕方も、交替で商学研究所に足を運んだ学生諸君、昼休みのライブに主体的に参加してくれた学生諸君、彼らに心から感謝の言葉を述べたい。このプロジェクト終了後、千代田区高齢者センターで懇談会を開催したが、懇談会が終了して帰り際に、高齢者のお一人から「こんなすばらしい学生さんをこれからも育てて下さい」と声をかけられたのが、今も耳に残っている。

 


プロジェクト2 プロジェクト1.・8・9「地域経済連携支援講座」(担当:商学部教授 水野勝之)

【 日時・場所・内容 】
2月5日(群馬県、富岡市、富岡製糸場内)/
富岡製糸工場の講堂にて、「富岡製糸場を核としての富岡市の街づくり」のシンポジウムが開催されました。
はじめに福宮商学部長、今井清二郎富岡市長にもご挨拶頂き、次に富岡市教育委員会「自問清掃で街も心もぴっかぴかで賞」の表彰が行われました。基調講演では、若林教授が海外の新聞やデータ等を使いながら、富岡製糸創業当時の様子をわかりやすく説明しました。研究報告1では、水野ゼミ学生による習志野商店街活性化活動についての報告、研究発表2では地域連携経済支援講座受講者より、富岡市のよりよい街づくりについてそれぞれ提言がされました。またパネルディスカッションでも、街づくり・地域活性化について活発な意見がだされました。
当日は寒い中、予想を上回る多くの方々が参加され、日頃は入ることが出来ない歴史的な文化遺産の講堂内で、講演者の発表に真剣な表情で発表に耳を傾けていました。                   

【 富岡市民の感想  】
・灯台元暗し、大変勉強になりました。大変な遺産であることを再認識致しました。
・特産物のネーミングをこの地域の富岡を取り入れてするということは大変良い事だと思います。
私自身、神奈川県の川崎市よりこの地にきて、はや30年余り。山や自然に恵まれた、とても良い所だと思っております。しかし、もともとこの土地に住んでいらっしゃる方々がもっと自分達の街・故郷を愛し、見直し、熱くPRをして行くことがとても大切だと思いました。本日のシンポジウムも参加して、市民一人一人が我が町富岡を良く知って改めて見直し、伝えていく。ささやかな力ですが、その一人になって行きたいと思いました。参加してよかったです。ありがとうございました。


【 水野教授の感想 】 明治大学の教育の成果が社会で直接通用するのか、その一つの試みでもあった。明治大学の商学部の授業で作り上げた提言、およびリバティ・アカデミーの講座で考えた提言、それらが実際に富岡市民の中に受け入れられるのか。当日は富岡市長、教育委員長をはじめ多くの市民の方々が見守る中、学生、受講者が次々に提案し、大きな拍手を浴びた。どんなノーベル賞級の論を展開するよりも、心のこもった提案を心がけたおかげである。明治大学の教育の成果が、遠く富岡にて受け入れられた瞬間でもあった。富岡製糸場の世界遺産登録をめざしている富岡市にとって、遠くからのアドバイスも大切だと思われる。富岡市に限らず、その他の自治体においても遠くの大学との連携はその地域の発展に繋がると思われる。その一つのモデルケースであった。

 

 

 

 

 

 

前のページに戻る チェーンプロジェクト概要GPニューストップページ │ このページのトップへ
明治大学トップへ 商学部トップへ 生涯学習・学校教育 文部科学省
Copyright (C) 2005 Meiji University, All rights reserved.