明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
明治大学現代GPニュース 第7号 平成18年7月11日

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『なごみま鮮果オープンにあたって』一言 熊澤ゼミナール ゼミ長 高橋正和
 明治大学プロデュース三浦市東京支店「なごみま鮮果」がついにオープンを迎えました。このお店ではパートナーである神奈川県三浦市と連携を組み、珍しい三浦市の特産品を販売しています。三浦市の海の幸、新鮮な大地の恵み、明るい笑顔、そして最高の「なごみ=くつろぎ」を取り揃えてお待ちしております。 『みんな』が大好きなお店。僕達はそんなお店を理想像としています。『みんな』というのはお客様、お店の近隣の方々、三浦市民、明大生、留学生などを含め、そして僕達自身をも含めたイメージです。大前提として僕達自身がこの「なごみま鮮果」に誇りを持ち、愛してあげることが必要不可欠なのです。現時点での「なごみま鮮果」は、新品の日記帳のように、まだ「色」が付いていません。このお店は発展途上国ならぬ、発展途上店、今日も進化をつづけていることでしょう。その進化を手伝うのが僕達自身であり、お客様自身でもあるのです。一日一日、1ページ1ページの積み重ねが「なごみま鮮果」に「色」を染めていくのだと思います。『みんな』が大好きなお店を、『みんな』で作っていきましょう。


◎プロジェクト6 「なごみま鮮果」開店しました!(担当:商学部助教授 熊澤喜章 )

明治大学プロデュース三浦市東京支店「なごみま鮮果」の開店式が、6月27日、神田店舗にて開催されました。式は、大勢の学生や大学関係者、近隣住民、新聞やテレビの取材陣が見守る中行われました。明治大学 藤田副学長、福宮商学部長の主催者挨拶に続いて、千代田区 石川雅己区長、三浦市 吉田英男市長からも学生の行動力溢れるチャレンジに期待を込めた祝辞を頂きました。式の最後で熊澤ゼミのゼミ長が力強く開会宣言を行った際には、温かい拍手があがり、近隣の住民の方々からは、「まちが明るくなる。」と歓迎の声が聞かれました。開店式終了後、旧今川中学校で開催された三浦市主催のレセプションでは、25種類もの試食品が一般の参加者に振舞われました。多くの参加者より「なごみま鮮果」開店への祝福の挨拶が述べられ、続いて三浦もてなし大使である上田正樹さんのミニコンサートが行われました。


なごみま鮮果
【 日時・場所 】

6月27日(火)午前11時より/神田、なごみま鮮果店舗

◎プロジェクト6 現代GP広域連携シンポジウム「三浦市から明治大学へのメッセージ」 を開催しました。
  (担当:商学部助教授 熊澤喜章 )
明治大学商学部は、5月27日、現代GP広域連携シンポジウム「三浦市から明治大学へのメッセージ」を開催しました。これは現代GPプロジェクトのひとつである「空き店舗事業によるマーケティング教育の実践」について、そのパートナーである三浦市がどんなまちであるか学び、三浦市と大学側で情報を共有することで、空き店舗事業の効果的な施策を議論することを目的としています。シンポジウムの前半では、三浦市が考える地域振興策のコンセプトが明確に語られ、「三浦市の営業戦略」によってそのコンセプトにそった具体的なシティーセールスの紹介が行われました。研究報告では、各ゼミ代表者らが昨年度の現代GP活動を報告しました。三浦市来賓の方々だけでなく、一般学生も他のゼミがどのような活動をしているのかに興味深げに耳を傾けていました。後半のパネルディスカッションでは、三浦市長や明治大学の教員を含めて、三浦市の政策に明治大学や千代田区がどのように関与できるかが議論されました。そして、その後の質疑応答を通して、フロア側からも多くの質問意見がだされ、積極的な情報交換が行われていました。


【 日時・場所 】

5月27日 午後1時〜午後4時/駿河台校舎リバティタワ
【参加者
協力者 】
三浦市 吉田英男 市長、三浦市役所 木村乃 政策経営部長、若澤美義 営業開発課長
明治大学商学部 大友純先生、原頼利先生、富野貴弘先生、熊澤喜章先生、学生、大学院生、他130名

  
 シンポジウム パネルディスカッション

【 先生の感想 】 (商学部教授 横井勝彦)
5月27日(土)は朝から生憎の雨で、しかもリバティータワーは学会やら研究集会やらで、何となく朝から慌ただしい雰囲気であった。はたして、どのくらいの来場者が期待できるか。特に学生諸君の参加はどの程度見込めるか。最も気がかりだったのは、当日のプログラムの出来よりも、この点であった。だが、さいわいにして参加者は総計150名(うち8割は学部学生)を数えた。一応、目標達成である。特に印象に残ったのは次の3点。(1)シンポは3時間に及んだが、学生参加型の企画が功を奏してか、途中退場者がほとんどいなかったこと。(2)三浦市側の参加者の方々には公務員のイメージは微塵もなく、その講演はきわめて刺激的であったこと。(3)学生の研究報告もまた見事な出来映えで、指導教授の面々の努力と学生諸君の力量を再認識したこと、以上であった。こうした学生諸君の積極的な取組と努力を、なんとか学部教育のなかで正当に評価してやれないものであろうか。この点、以前から気にはなっていたが、今回、その思いをさらに強くした次第である。




◎プロジェクト3 防災ヘリコプターの調査を行いました。
(担当:商学部教授 中村実男、商学部助教授 藤井秀登、商学部助教授 中林真理子 )

6月4日、防災ヘリコプターの調査に向けた、基礎的なヘリコプター輸送の学習の為、東京へリポートを見学しました。東京都東京港管理事務所港務課の担当者より、東京へリポートの機能、歴史、使用料についての約1時間半にわたり丁寧な説明を受けました。

【 先生の感想 】(商学部助教授 藤井秀登)
東京都東京港管理事務所港務課の担当者の説明により、災害時にヘリコプター輸送を活用することは思っていた以上に困難だとわかった。着陸するために国土交通省からの事前許可が必要だからである。災害はいつ起こるのか予測しがたいにも関わらず、要は緊急時におけるヘリコプター輸送体制を国家レヴェルで整備していない点に問題がある。さらに、東京へリポートは埋立地に建設されたゆえに、地震発生後にヘリポートの液状化現象が起こる可能性をもつ。一応、地盤強化策を実施したとの説明を受けたが、不安は残る。なお、危機管理体制等の詳細は東京都消防庁のご担当とのこと。ここへのヒアリングは次回課題となった。




◎プロジェクト4 『神田』に学ぶビジネス戦略の構築 第1回目の授業が行われました。(担当:商学部教授 大友純)

神田地域には、蕎麦屋・甘味屋・古書店など様々な業種で老舗が多数存在します。このプロジェクトは、なぜそのビジネスが時代を越えて今日まで顧客を惹きつけてきたのかについて研究します。その第一弾として、明治学院大学 国際経営学科 神田良教授を講師に迎え、「老舗とは何か〜老舗企業のビジネス特質と老舗研究の方法〜」と題し、授業が行われました。多くの老舗企業の長生きの秘訣を踏まえながら、今後学生がどのように論文作成していくかについて多くのヒントとアドバイスを頂きました。第2回目の講義は、6月30日18:00時より、1880(明治13)年創業 老舗、かんだやぶそば社長 堀田康彦先生を講師に迎えお話を伺いました。

【参加者・協力者】
明治学院大学 国際経営学科 神田良 教授,かんだやぶそば社長 堀田康彦先生,商学部3・4年生

神田先生
【 日時・場所 】

6月2日18:00〜/明治大学 リバティタワー  16階 1165番教室


◎プロジェクト9 嬬恋村での農業体験を行いました!  (担当:商学部教授 水野勝之)

5月26日、農業を通じての地域活性化の一環として、嬬恋村で田植えと苗付け体験が行われました。参加者は水野ゼミ生が中心となり学内のHPやポスターの公募により集まった21名です。村では、地元のお母さん方がおいしいおにぎり、キャベツの漬物、野菜の煮付け等を作って迎えてくれました。昼食を頂きながら、村役場や農家の方より、稲の植え方等について説明を受けた後、400坪の田畑にキャベツ、とうもろこし、ジャガイモ、米など5種類の農作物の苗付けを行いました。今後、学生がいない間は地元農家が田畑の管理してくれます。学生らは、草刈や収穫時など定期的に嬬恋村を訪れながら田畑の世話や村の調査・イベントを実施し、村民との交流を通じて地域の活性化について考えていきます。

村長と交流 畑での植え付け 田んぼでの植え付け 【 日時・場所 】
5月26日/群馬県嬬恋村

【参加者・協力者】
嬬恋村村役場、農家の皆さん、 水野ゼミ、他学部学生等

【 参加学生の感想  】
・今回、嬬恋村の田畑の作付けに行き、反省もたくさんあったが、農業を通しての人と人との交流のよさを実感することができた。実際に私も初めて農業体験をしたが、首都圏で暮らしていると、中々農業を体験することはできない。参加者と地元の方々は共に楽しそうな表情であった。実際に農業体験のツアーを企画し、自らも体験したことで、地域の人と村外から訪れた人が、より自然な形で交流できるのではないかと改めて感じることができた。次回の収穫では、今回集まっていただいた地域の方以外の方々とも交流できるように、嬬恋村での宣伝活動も考えていきたい。 (水野ゼミ 3年 安藤真奈美)
・水が冷たいのに土が温かいことや、トウモロコシの種があんなに小さく少ない種で実を生すことなど、多くの発見や驚きがあった。少子高齢化が進む嬬恋村で、継続して村に訪れる大学生がいる。多くの驚き・発見を若い私達が見つける。村の方たちは、そんな私達の姿を見て楽しんでくださる。このことが「地域活性化」なのだと思った。これからは、私達がより多くの発見、驚きを得られるような企画を考えていくべきだと思う。 (水野ゼミ 3年 白井友海)

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