明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.3  『災害からわがまちを守る〈ぼうさい探検隊〉』

 商学部の4ゼミナール(中村ゼミ・中林ゼミ・藤井ゼミ・森宮ゼミ)に所属する学生は、プロジェクト3の活動の一環として「ぼうさい探検隊」に参加しました。
  「ぼうさい探検隊」は、(社)日本損害保険協会が主催している実践的な安全教育プログラムです。子どもたちが楽しみながら、まちにある防災・防犯・交通安全に関する施設や設備などを見て回る〈まちなか探検〉を行い、身の回りの安全・安心を考えながらマップにまとめ発表するという活動です。
  千代田区立麹町小学校がこの活動を授業に取り入れ、明大生はボランティアとしてサポートにあたりました。子どもの安全で効果的な〈まちなか探検〉とマップづくりのサポートをすることが大学生ボランティアの主な役割となります。明大生の参加は今回が2回目で、企画段階から他大学生と共同で取り組みました。

  9月中旬から打合せを行い、〈まちなか探検〉のための下見にも参加しました。10月5日には、森宮ゼミの授業時間を利用して、〈ぼうさい探検隊・リーダー養成講座〉が開催されました。講座では、(社)日本損害保険協会の担当者から防災に関する基礎知識と〈ぼうさい探検隊〉の実施意義についてレクチャーを受けました。ちよだボランティアセンターの担当者からは今回の〈まちなか探検〉について概要説明を受けました。また、下見に参加した学生が各コースのチェックポイントと注意点を説明しました。

  10月19日は、いよいよボランティアの実践。麹町小学校の3年生を大学生が引率し、麹町周辺の〈まちなか探検〉を行いました。また、探検のあと、小学生が自らの発見をマップにまとめる作業を行い、大学生はお手伝いをしました。
  10月26日は、出来上がったマップの発表会でした。19日に参加した大学生が観客となり、大変有意義で楽しい発表会となりました。

  今回〈ぼうさい探検隊〉に参加したことは、学生の研究活動のモチベーション向上につながったようです。防災に対する知識を得たこと、ボランティアを実体験したこと、普段からボランティアをしている他大学の学生と交流したことなど、有益なことがいくつもあったという報告でした。

打合せに余念がありません
消火栓のまえでパチリ

■参加学生の感想 (商学部3年 横山 貴久)
 小学生の皆さんの元気の良さに圧倒され、少し疲れましたが、すごく楽しかったです。 〈まちなか探検〉では、大人が目にも留めなかったり気づきもしないような事に小学生が気づいていたので、ただ大人が教室で防災の知識を教えるのではなく、実際に一緒に歩いて見ていくことが大切だなと思いました。参加して、改めて素晴らしい企画だなと実感したので、これからも機会があれば協力させて頂きたいと思います。自分たちも勉強させて頂き、本当にありがとうございました。


■参加教員の感想  (商学部教授 中林 真理子)
 今回参加した学生の多くはボランティア初体験でした。しかし小学生をリードしていくうちに、自然と積極的になり、最後は驚くほど頼もしいリーダーに成長していました。このような素晴らしい機会を一緒に作り上げてくださった(社)日本損害保険協会、ちよだボランティアセンター、他大学生、麹町小学校の先生方と保護者の皆さん、その他今回の活動をサポートしてくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます。そして何より麹町小学校3年生のみんなの笑顔に元気をいっぱいもらいました。今後の研究の力になりました。

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