明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj. 5 「カレープロジェクト研究成果報告会」が開催されました。

10月15日、明治大学ホームカミングデーにおいて、現代GP成果発表会「歴史と食文化の地域連携及びその比較」が開催され、大友ゼミ・浅賀ゼミ・戸崎ゼミら3チームがカレープロジェクト研究成果を発表しました。

発表会のプログラムは リバティ・アカデミー「カレー探訪講座」講師である東京カリ〜番長 水野仁輔先生の司会によって進められ、始めにプロジェクト責任者の大友先生が現代GPやカレープロジェト趣旨説明を行った後、各3チームの研究発表・質疑応答へと続きました。最後に、カレー探訪講座講師の先生方や一般の皆さんから各チームへの審査が行われ、フリペーパーによる神田活性化研究をおこなったチーム「カレップ」(大友ゼミ・戸崎ゼミ)が最優秀賞に選抜されました。

それぞれのチームが独自の観点から、カレーを題材とした街の発展のためのプレゼンテーションを行っており、会場からは大きな拍手が送られていました。

大友ゼミ・戸崎ゼミ
最優秀賞に輝いたチーム「カレップ」

■研究報告

チーム「カリーズ」(大友ゼミ)は、「食文化が結ぶ地域連携」〜カレーHPによる地域愛の創出〜 としてホームページによる「カレーのまち 神保町」の認知度UPの提案を行いました。これは、神田・神保町が古書店や喫茶店、楽器店が揃う学生により創られた街であるとし、「カレーの食文化を生かした地域活性化の鍵は学生にある」ということを導き出したものです。学生に見てもらえるように作成中のホームページには、まだ知られていない店や変わったメニューがある店を紹介する「特集・企画ページ」、神田にカレー店が多い理由を説明した「歴史ページ」、実際に各カレー店を食べ歩いて紹介をまとめた「ブログ」で構成されています。これらは、多くの学生がカレー店に足を運びやすくし、神田・神保町に愛着をもってもらうことで、永続的な地域の発展を目指すものになっています。

チーム「カレップ」(大友ゼミ・戸崎ゼミ)は、千代田区役所、カレー屋、学生にヒアリングを行った結果「神保町=カレー」というイメージは浸透していないとして、認知度のUPを目的としたフリーペーパーによる活性化提案を行いました。これは、フリーペーパーの良さである、かさばらない、限られたスペースにも置ける、1枚にすべてに情報を掲載でき目を通してもらえやすい等に着目したものです。フリーペーパーにはカレー店MAPを掲載している他、古書店や楽器店の情報、それらの店主のカレー店についてのインタビューを掲載し、カレー提供店だけではない「神田・神保町の街全体のよさを生かしたもの」に仕上げています。

浅賀ゼミは、「カレーの機能性に関する研究」神保町のカレーから、新しいカレーメニューの作製・提案に向けてとして、カレーのスパイスや材料の栄養成分の機能などに着目して研究を行いました。実際に抗がん作用、アルツハイマー予防作用、酸化防止作用(老化作用)などが期待できる「アンチエイジングカレー」の試作を行いました。製作のポイントとして、抗がん作用のあるシーフード、きのこ類、野菜ジュース等を用い、スパイスであるウコンを2倍に増やすなどの工夫をした他、その調理法や見た目のよさ、安価につくれるようにとデザインしています。冊子の作成も研究の延長上に考え、ヒアリングに協力してくれた店舗へ成果を還元することを目指しています。

■東京カリ〜番長 水野仁輔さんの感想( リバティ・アカデミー講師)
どの発表もおもしろいものでした。チーム「カレップ」が最優秀に輝いた要因として情報誌も顔負け・リアルな意見が掲載されており、そのアイデアと実際にヒアリングや制作に汗を書いた感じが評価できました。題目の地域連携とその比較という点に沿った内容で、実際に神田を歩いて知り、「この神田が好きになりました」という一言にやられたと思いました。 皆さんの今後の活動に期待したいと思います。

大友ゼミ
リバティ・アカデミー講師陣
浅賀ゼミ
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