明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.5 「奥美濃カレープロジェクト」郡上市商工会と連携!

商学部・立地戦略研究ゼミナール(担当教員 中川秀一教授)は、郡上市商工会と連携して、商工会が取り組んでいる「奥美濃カレープロジェクト」に参画し、郡上市の地域活性化に資する方策を検討しています。その際に、1)郡上市の地域資源調査、2)プロジェクトの組織と地域普及活動、3)郡上市の立地条件と対外活動の3つの側面からプロジェクト支援策を策定し、また活動実践を行います。

それらの活動の一環として、岐阜県の郡上地域出先機関や郡上市内スキー場、市内農場経営者、味噌醸造業者ら多数の協力を得て、5月11日(金)〜12日(土)に奥美濃カレー地域資源調査を実施しました。引き続き、6月2日(土)〜3日(日)には、奥美濃カレー支援のために静岡県のB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」in 富士宮に参加。また、6月15日(金)には、森幸男氏(「パク森」店主)を囲む会を明治大学駿河台校舎にて実施し、奥美濃カレー監修者としての考えやビジネスとしてのカレー店舗展開、商品開発について伺いました。

ゼミナールでは、地域での実践計画策定のための調査活動を通じて、地域調査およびフィールドワークの手法を学び、なおかつ実践活動を通じて、地域に根ざし、実態に即した研究を推進することを目的しています。

商学部立地戦略研究ゼミナール

奥美濃カレー
B-1グランプリ in 富士宮
■活動報告より
【6月2-3日】B級ご当地グルメの祭典に参加
郡上市の奥美濃カレー代表として出品された「飛騨牛・牛すじカレー」の応援のために静岡県富士宮市で開催された、B級ご当地グルメの祭典に参加した。
参加者は、5月の一次調査およびその報告などをもとに、奥美濃カレー・キャラクターの試作、作成したTシャツを着用しての支援活動をした。また、奥美濃カレーテーマソングの作成を行い、会場ステージで演奏・披露した。同時に、B-1グランプリ参加チームに対する聞き取り調査を実施し、全国の食によるまちづくりの取り組み研究に関するパイロットサーベイを実施した。

「B級ご当地グルメ」とは、安くて美味しい地元の人に愛されている地域の名物料理や郷土料理のこと。「B-1グランプリ」は、食でまちおこしをしている全国のB級ご当地グルメ団体同士が手を組んで活動を始めたもので、身近にあって誰にでも親しまれ、かつ地域の文化や歴史、暮らしを反映している料理が一堂に集まり、グランプリを競う祭典となっている。
B-1グランプリ

参加者の感想
・はしか休講による準備不足、25万人の人手、想像していた以上の規模、初めての実地調査など思うように行かない面も多かったが、みんな精一杯やったと思うし、自分個人としてもとても楽しかった。
・各地域が個々に一体となり、地元の食材を持参し、最高の料理を提供し、優勝などそれぞれの思いをこめて参加していた熱意が、現場にいた僕たちにもひしひしと伝わってきました。貴重な体験になったと思います。
・初めてこんなに大規模なイベントに参加して、私にとっては最初勇気をだしてやらないといけないことが沢山あって戸惑ってばかりでしたが、やりとげられてとても嬉しかったです。
・音楽とイメージキャラクターについては好評だったので安心した。
・全国各地の参加団体への調査についてはうまく分担ができた。忙しい中、みな快く聞き取りに応じてくれたのが嬉しかった。
・B-1があれほど規模が大きくメディアでも大々的に取り上げられるとは思っていなくて最初は戸惑いましたが、自分達なりに精一杯頑張ったと思います。この活動を通して人の協力や団結する力の大きさを痛感しました。ここで学んだことを次に生かしていきたいです。
・B1グランプリでは、お世話になりました。風見鶏の店主、滝下です。(風のマスター)何かと制限のあるなか、当日はあんなに沢山の学生さんが来てくださって感激いたしました。本当に心強く思いました。他の店舗からも羨ましがられて・・鼻高々でした。やっぱり!若い人達の応援は、いい!!これからいくつもの未来と大いなる可能性を秘めた若者の応援は、思わず胸が高鳴ってきました。お世辞じゃないよ、ホントだよ!教授まで来ていただき有難うございました。 (奥美濃カレー出品者)

【6月15日】森幸男氏をキャンパスに招く
岐阜県郡上市の「奥美濃カレー」をはじめとする「ご当地カレー」の監修を通じて、各地の地域振興策に意欲的に取り組んでいる森幸男氏をキャンパスに招き、議論をした。森氏は、テレビ番組のカレー選手権で2年連続でチャンピオンになるなど、料理人としても高く評価される一方、関東周辺に「パク森」の店舗展開をする事業家でもあり、また、BSE以降のレトルトカレー販売不振の中でS&B食品とともに新たに専門店とタイアップした商品開発の領域を生み出した立役者でもある。氏にとって、仕事とは何か、カレーを通じた地域振興策はどのような位置づけにあるのかを伺い、学生たちとこれからの地域のあり方と食の文化との関係について議論した。

参加者の感想
・郡上のほか、土浦でのカレープロジェクトに取り組んだ経験については、比較しながら考えることができ、参考になった。
・お金がなくてもいろいろなことができるが、いかにしてやる気を引き出していくかが、地域活性化において大切だということが分かった。
・マスコミをどう使っていくか、マスコミを活用した広報の重要性と危険性についてのお話が興味深かった。
・現状に満足せず、目標・夢を持って「やるぞ」と向上心をかきたて続けている「パク森」氏の姿勢に感銘を受けた。

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