明治大学 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM-
本プログラムは、文部科学省が公募する、平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択されました。」
Proj.6 三崎まぐろ鉄火巻日本一寿司づくり大会に参加しました。
4月23日、熊澤ゼミは三浦市で開催された 「三崎まぐろ鉄火巻日本一寿司づくり大会」に 参加しました。この町興しイベントに参加して、イベント主催者が意図する考え、参加者の反応等を通じて、地域の課題や戦略、資源を学び、店舗運営にフィードバックさせることを目指しています。また、当日は地域の人々とのふれあいを通じて、空き店舗事業に携わる学生が三浦市を身近に感じることが出来るよう交流の機会にもなりました。


4月23日/「三崎まぐろ鉄火巻日本一寿司づくり大会」 (レポートより)

■手巻き寿司イベント概要
 三浦市の食文化を象徴する、三浦市三崎下町にある海南神社において、「食の神フェスティバル」が毎年行われている。本年は、三浦市商店街連合会が主催により「三崎まぐろ鉄火巻日本一寿司づくり大会」が開催されることとなった。これは、三浦市の特産品である三崎まぐろを使用して、食の町三浦をアピールし来遊者の増加を期待するものである。
 同様のイベントは、清水港、気仙沼港で行われており、現在の記録は301メートルとのことであり、今回は一気に500メートルを目指すイベントとして企画されている。目標の高さと事前の告知等が功を奏し、4月14日には1,000人の申し込みが完了したそうである。
雨天のため、会場を三崎下町商店街から魚市場に変更になり、1,000人を超す参加者で会場内は熱気に溢れてさながらコンサート会場のようであった。
 司会者の掛け声が、魚河岸の粋を感じさせる絶妙な掛け合いで、会場も徐々に盛り上がり、実際に寿司を巻く頃には一体感が生じていたようだ。500メートルの手巻き寿司が皆の息もぴったりで、掛け声とともに巻きあがった。ルールに基づいて、完成した手巻き寿司を持ち上げることとなる。無事胸の高さまで持ち上げて完成となり、記録を更新したのである。大歓声と拍手が巻き起こり完成を祝った。その後切り分けられ、参加者はお土産として持ち帰ることとなった。
雨天のため屋内で行われたが、おかげで一体感が生まれ、参加者同士の盛り上がりが生まれたのではないか。参加者が一応に笑顔であり、日本一を心から祝っていたのが印象的であった。


■三崎港と産直施設うらり
 隣接する三浦市の物産直売施設「うらり」を視察した。うらりでは、マグロをはじめ新鮮な魚介類、水産加工品、農作物、農産加工品、おみやげ物などが販売されている。冷凍のショーケースには、マグロの胃袋、心臓、卵、ハチノミ(頭部の身)など珍しい部位が買えることができる。また、最近ではわかめを練りこんだそばや、大根を用いたプリンなど独創的な商品など趣向を凝らした品揃えが目立つようになってきた。
 参加者の意見には、イベントの影響もあり、うらりが盛況であったことが三浦の潜在能力の高さを表しているのではないか。
 先生をはじめ3月のツアー参加者は、市長はじめ市役所スタッフ、地元事業者と再会を果たした。少しずつではあるが確実に交流が始まっている。店舗開店、経営を通じて更なる交流を図っていきたい。



寿司を持ち上げる
バンザーイ
大勢の参加者

■参加学生の感想  (商学部2年 富岡政成
 市町村の政治に興味があり、行政と民間が手を取り合って自分たちの街を良くしていこうということで、こういった町おこし的なイベントを行って地元を盛り上げていきたいという思いが日頃からありました。イベント自体は多くのお客さんに来ていただいて大成功だったのではないかと思います。やはりこのような一大イベントを執り行うのには様々な人の並々ならぬ準備と協力が必要なんだなということを実感させられました。消費者の足を止める、目を釘付けにする、「魅力・商品力・企画力」を最大限に伸ばして、神田での空き店舗事業をどんどん全国にアピールしていけたらいいなと思いました。「あ!これ三浦のものなんだ」と興味を持っていただいた消費者の方々の心に更に訴えていく様々なものが十分にあるかどうかが問題になってくるのではないかと素人目ながら感じました。

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