8月31日〜9月1日、神田旧今川中学校跡地にて「神田夏フェス'07」が開催されました。これは神田駅東連合会の主催により神田駅東連合青年部、各町会婦人会、ふれあい通り商店街、神田東口一番商店街、神田駅前商店会等が協力参加し毎年夏に行うイベントです。
このイベントは、東京都の「地域の底力再生事業」に位置付けられており、本事業を通じて昼間人口層と定住者の交流を促進するなど次世代型持続可能な地域づくり促進事業（平成19年度）のキックオフとして行なわれました。

商学部の現代ＧＰ広域連携支援プログラムから、多くの学生がこのイベントに企画・実行スタッフとして本格的に参加しました。
8月31日は、proj.6の神田の空き店舗事業に携わる学生が屋台を出店した他、メインイベントとして開催されていたアマチュアバンドのライブには、教職員や学生らも参加し演奏を披露しました。地元の方々と音楽に合わせて踊る学生、ステージを囲む多くの聴衆と活気溢れる夜になりました。
1日は、持続可能な地域づくりの担い手である若年層家族を対象に、学生手作りの学習プログラムが実施されました。これは子ども達に神田の素晴らしさと伝統を受け継いでもらうこと、日頃からの地域の輪をつくっておくことで、災害時に効率的な協力体制が築けることを目的として、『身近なものを考え直そう〜食・環境・歴史〜』をテーマとしました。

2日間のイベントを通じて約2,000人の集客があり、神田住民からは、明治大学の学生がたくさん参加してくれることで、イベントがより盛り上がったという声が聞かれると同時に、今後の明大学生の積極的な地域活動への参画へ期待の声があがっていました。

【proj.6】空き店舗事業によるマーケティング教育の実践
8月31日、若林ゼミ・水野ゼミが屋台出店をしました。
商学部のゼミと地方自治体が提携し運営するアンテナショップが、神田地域内に2店舗あり、千代田区神田地域を振興させることを目的として店舗運営始め積極的に地域活動へ参画しています。神奈川県三浦市と提携して「なごみま鮮果」を運営する若林ゼミは「ビーチサイド・イケメンズバー」を出店し、三浦市の物産のマグロステーキやおつまみ、ビーチカクテル等を販売しました。
群馬県嬬恋村と提携して「ふれあい神田市場」を運営する 水野ゼミナールは、
嬬恋村産の焼きトウモロコシの他、冷奴、ロールキャベツ、野菜ステックなどを販売する屋台を出店しました。

【proj3】防災協力下での交通確保に関する研究
9月１日、GPOC*が「歴史ゲーム」を行いました。（子ども対象）
「神田歴史クイズを解いて犯人を見つけろ!!」と題し、ゲームの中に神田についての学習を取り入れたイベント行いました。クループごとの子供たちに問題(3題)を渡し、正解すれば犯人の手がかりに結びつくヒントを与え、犯人を捜してもらうというものです。
参加してくれたのは子供大人合わせて約100名(59グループ)であり、子供たちが大人たちと協力して問題を解き、協力体制を築けることによって、地域の輪を育てることを目的としました。「学生が企画してくれた今回のイベントは面白く盛り上がります。」との声を何人かの方にいただきました。

*GPOC＝Good　Practice　Organization　of　Chain　は地域活性化に興味のある学生が積極的に意見交換をし、地域活性化の活動を広く世間に伝えていくことを目的とした学生組織です。

【proj.7】 学生による金銭教育の実践　
水野ゼミ4年生が環境経済教育「紙すき体験」を実施しました。
（子ども対象）
環境保護の視点から、最も身近でリサイクルが容易な牛乳パックを用いて紙すき体験を実施しリサイクルの大切さを子ども達に伝えました。
導入として、身近なところからゴミ問題について考え、体験することでリサイクルを実感するための話しました。その後、１．牛乳パックを2cm角にちぎり、水を少量加えてミキサーにかける。２．ミキシングしたものをバットで攪拌、紙すき。３．タオルでよく水を切り、ある程度水が切れたら網をはがす。４．アイロンをかける。という順序で体験を行いました。体験後、子ども達にはハガキと抽選券を提供しました。